怖くない? 時速100キロでも「手放し」出来る!? 日産快適ミニバン「セレナ」の「プロパイロット2.0」 700km走破で分かったこと
日産新型「セレナe-POWER LUXION」には、高速道路で手放し運転が可能な先進運転支援システム「プロパイロット2.0」が採用されますが、実際に往復700km走って分かった実力とはどのようなものなのでしょうか。
行きは東北自動車道、帰りは常磐自動車道で体感したプロパイロット2.0の実力とは
2023年4月20日に発売された日産新型「セレナe-POWER」。
新たに設定された最上位グレード「e-POWER LUXION」には、ミニバン世界初搭載の先進運転支援システム「プロパイロット2.0」が採用されますが、実際にはどのような体感を得られるのでしょうか。
セレナe-POWER LUXIONに搭載される「プロパイロット2.0」は、長距離運転におけるドライバーの負担を軽減するシステムです。
特徴として、セレナに搭載した7個のカメラ、5個のレーダー、12個のソナーで「白線・標識・周辺車両」を検知。
更にはナビゲーションシステムと3D高精度地図データを組み合わせて使うことにより、制限速度や道路状況に合わせて運転をサポートします。
さらに、ドライバーが前方に注意しハンドルを確実に操作できる状態であれば、同一車線内でハンズオフ(手放し)走行が可能です。
これらのタイミングはメーター上で通常は白色、ハンズオン時には緑色、そしてハンズオフの時には青色に色が変化することで分かります。
またドライバーが脇見運転などをしないか、Aピラーに備わるカメラで確認する機能も備わり、前方に注視していないと判断すると警告表示と音で注意を促します。
ハンズオフに関しては様々な条件がありますが、基本的にはGPSが受信でき、白線などがあるような都市間高速道路などでは長い区間で可能です。
今回、東京-仙台を往復する中でハンズオフを体感してみました。
往路は東北自動車道をひたすら北上しますが、岩槻IC付近から佐野藤岡IC付近までの約41kmは最高速度が100km/hから120km/hに引き上げられており、速度域が高い状態となっています。
しかし「プロパイロット2.0」では、現在多くの高速道路における「最高速度100km/h」+10km/hとなる110km/hまでしかハンズオフには対応していないようで、速度が110km/hを超えるとメーターが青から緑に変わりハンズオンになります。
また工事などで車線が規制される場合などはカメラやナビゲーションシステムなどによりハンズオフからハンズオンに切り替わるようです。
工事などで車線規制しているところへ突っ込んでいるACC搭載車の動画を見かけますが、ハンズフリーをお勧めして大丈夫?