RAYS「VOLK RACING」の人気モデル「CE28N」が「CE28N-plus」にフルモデルチェンジ!変化と不変がテーマの新作をサーキットでチェックする

自動車用ホイールメーカー「RAYS」のブランド「VOLK RACING」の人気モデル「CE28N」がフルモデルチェンジしました。その「CE28N-plus」の仕上がりをサーキットで試乗しました。

人気モデル「CE28N」が22年越しにフルモデルチェンジ!

自動車用ホイールメーカー「RAYS」のブランド「VOLK RACING」の人気モデル「CE28N」がフルモデルチェンジしました。「CE28N-plus」として登場した新たなホイールをサーキットで試乗しました。

RAYS「VOLK RACING」の新作「CE28N-plus」シャイニングブロンズメタル カラー
RAYS「VOLK RACING」の新作「CE28N-plus」シャイニングブロンズメタル カラー

「RAYS(レイズ)」といえば、日本を代表する高性能ホイールのメーカー。そんなイメージを持つクルマ好きは多いことでしょう。

 同社のホイールはアフターマーケットで高い人気を誇るほか、R35型の日産「GT-R」やマツダ「ロードスター990S」などに純正ホイールとして標準装着されていることを知るクルマ好きも多く存在するに違いありません。

 純正ホイールは強度や耐久性といった面においてアフターマーケット品(一般的な市販品)よりも厳しい要求が課せられます。レイズの製品が純正品として採用例が多いことは、自動車メーカーの高い要求に応えられる技術力を持つホイールメーカーの証しと言っていいでしょう。

 そんなレイズのブランドのひとつが「VOLK RACING(ボルクレーシング)」。その人気モデルのひとつ「CE28N」がフルモデルチェンジしたので、その進化をチェックしてみましょう。

輝度の高いメタリックのブロンズカラー「シャイニングブロンズメタル」
輝度の高いメタリックのブロンズカラー「シャイニングブロンズメタル」

 まずは従来品であるCE28Nについて振り返っておきたいと思います。初代デビューは1999年。同ブランドの主力ホイール「TE37」が“強さ”すなわち高強度と高剛性をコンセプトするのに対し、“軽さ”に挑戦したのがCE28Nの何よりの特徴でした。

 TE37がGT-Rなどターボエンジン搭載のハイパワーモデルに乗るユーザーから好まれるのに対し、CE28はシビックやインテグラのタイプR、S2000など自然吸気エンジンのコーナリングマシンに多く装着され、俊敏なハンドリングを完成させるホイールとして人気を博しました。軽量という特徴が運動性能を高めるホイールだったのです。

 ちなみにCE28という名前は、6.5JJ×15インチサイズの同ホイールが重量わずか2.8kgしかなかったことに由来。TE37の場合は同じサイズで3.7kgと聞けば、いかに軽いホイールか理解できるでしょう。

 その後派生モデルを生んだり幾度かのマイナーチェンジを受けて進化を繰り返したりしてきたCE28Nですが、今回、「CE28N-plus」として、22年越しのフルモデルチェンジを受けて大幅アップデートされたというわけです。

 なぜ進化が必要だったか。開発者によると「20年間のクルマの進化が大きく影響している」といいます。

こちらは従来モデルから継承した「ダイヤモンドダークガンメタ」カラー
こちらは従来モデルから継承した「ダイヤモンドダークガンメタ」カラー

 この20年間で、スポーツモデルはエンジンパワーがますます増えました。いっぽう装備の追加などもあり、車両重量も増しています。それに対応するためホイールには軽さに加えて「持久耐久強度」や「耐衝撃性能」がこれまで以上に求められるようになりました。そこで、フルモデルチェンジで進化するという結論になったのです。

 とはいえ、軽量ホイールということに変わりはありません。その特徴はキープしつつ、剛性や強度を高めているのです。従来品に比べると重量は増したものの、同社の「TE37 SAGA S-plus」に比べると1本あたり500g軽く作られています。

 もうひとつ変わっていないことがあります。それはデザイン。強度と剛性を高めるためにスポーク断面の厚みを増したり、スポークトリムの結合部を大きく広げたり、リム形状を変更するなど細部は変更していますが、全体としては従来モデルのデザインを継承しており、ひと目でCE28Nとわかる意匠になっているのです。

 スタイリングの話をすると、実物を見て筆者(工藤貴宏)が気に入ったのはカラーです。CE28N-plusには「ダイヤモンドダークガンメタ」と「シャイニングブロンズメタル」の2色が用意されていますが、注目は後者です。新たに開発された輝度の高いメタリックカラーで、深みのあるブロンズは愛車の足元をオシャレに演出してくれることでしょう。

 サイズは現時点ではすべて18インチで、リム幅は7.5Jから11Jまで設定。GR86やスバルBRZをはじめ、シビック タイプR、フェアレディZ、WRX、さらにはGRスープラやミニなどにも装着可能です。

[Text:工藤貴宏 Photo:土屋勇人]

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