走るな危険!「クルマで冠水路走行」なぜダメ? 「うっかり突入→後悔」しないための注意点は
クルマも床上・床下浸水する
クルマの浸水被害は、家屋と同じように床上浸水と床下浸水に分けられます。
クルマと家屋の違いは、クルマだと床下が防水構造であるために、多少の浸水は被害になりづらいことにあります。
クルマの最低地上高は、車種やタイヤ、積載物の有無によって異なりますが、法令により最低9cmと定められています。
水面がこれより高いと、ゴム部品の隙間や車体床下の穴から水が入るおそれがあります。
車内に浸水するとカーペットを濡らしてしまい悪臭が取れなくなったり、電気配線に残った水が回路をショートさせて最悪の場合は車両火災を起こしたりする場合があります。
センサーやコンピューター、オーディオアンプが床上に装着されている場合もあり、それらが故障すると十数万円の出費になることもあります。
また、室外部品でも、ブレーキに影響する場合があります。比較的安価なクルマに採用されているドラムブレーキだと、ブレーキ摩擦部分に水が入ってしまい、水が抜けきるまではブレーキの効きが極端に悪くなる場合があります。
床下浸水で済んだとしても、直後の運転は注意しましょう。
さらに水面が高いと、トランスミッションやディファレンシャルギアにある高温時に膨張した空気を抜く穴のブリーザープラグから内部に水が入り、ギアを錆びさせてしまうことがあります。
それだけではありません。クルマで押しのけた水が浮力を発生させ、重い車体を軽々と持ち上げてしまうことがあります。
すると駆動力は路面に伝わらず走れなくなります。また、浮いたクルマが路外へ流され、横倒しになったり転覆したりすることすらあります。
また、スポーツカーやごく最近のクルマでは、ラジエーターやフロントバンパーの内側にエンジンの吸入口を設けている場合があります。
水面が高いところに勢い良く突っ込んでしまうと、跳ね上げた水がエンジンに吸い込まれてエンジンを全損させることがあります。
トランスミッション、ディファレンシャルギア、エンジンとも修理は難しく、多くの場合載せ換えることになりますから、修理金額は数十万にも達します。
普通に道路管理者はアンダーパスに水深計を設置して進行方向から見える場所に表示しておくだけで良いのに、なぜ、そんな簡単なことを実施しないのか逆に聞いてみるとか。
危険水位や自動での通行止め表示さえしておけば、そこでエンコしようと水没しようと道路管理者の責任は無いのに。そもそも論ですが、大雨による冠水のニュースで走行不能に陥っている映像を見ていると、危険感受性の低さが原因としか思えませんが。
オーナーを選べない車が可愛そうですね。危険を犯してまで走らなければ成らない理由を知りたいところです。
この記事では「床下」をどこまでと見ているか不明だが、電装品に対し床下浸水だから問題無いと言い切る内容に違和感を感じる。確かに、雨水侵入等を想定して製造されて有るとは思うが、ハイブリット系だから要注意とか、エンジン車だから無問題とか一律言える内容では無い様に、冠水路走行後はすべて要注意事案だと思う次第だ。