地面に垂れてる「謎のシミ」なんの意味? 種類次第で危険な場合も! 虹色のシミの正体
ほかにもある!液漏れの原因と危険性
水漏れはクルマに異常が発生しているわけではありませんが、ほかの液体が漏れている場合にはクルマに何かしらのトラブルが発生しています。
水のほかに、クルマから漏れる液体として「冷却水」があります。
冷却水の液漏れは、ラジエーターやホースの損傷などから発生し、エンジンを冷やせなくなります。
そのまま走行し続けるとクルマがオーバーヒートを引き起こす危険性があるため、注意が必要です。
また、冷却水には緑色や赤色、青色などの着色が施されています。
漏れている液体に色がついていた場合は冷却水が漏れている可能性が高いため、放置せずに早急に近くの修理工場に診断してもらうのがいいかもしれません。
次に、危険な液漏れとして「エンジンオイル漏れ」が挙げられます。
エンジンオイルは、エンジン内の部品を潤滑に動かしたり、サビや腐敗を防止する役割があります。
そのため、オイル漏れを起こしてそのまま使用していると、エンジンが引火したり、部品を傷める危険性があります。
オイルが漏れていた場合、地面が茶色や黒色でドロッとしたような質感になります。
また、オイル漏れをしている地面が雨水で濡れていた場合に、水の上に油膜が張っていることで光を反射させ、地面が虹色になることもあります。
ほかにも、危険性が高いのが「ガソリン漏れ」で、地面に垂れている場合には前述のオイルと同じく虹色のシミになります。
クルマからガソリンが漏れていると、強い臭気が発生します。原因としては燃料ホースやガソリンタンクの損傷が考えられます。
ガソリンは揮発性が高く、引火点の温度も低いため、静電気などでも爆発を起こします。
ガソリン漏れに関して、前出の担当者は次のように話します。
「クルマの後部に液体が漏れていたらガソリンである可能性が高いです。
また、4WDのクルマであれば後部にオイル漏れをしている可能性もあります。
オイルはあまり匂いがしないのに対し、ガソリンは強い匂いがあるため、どちらの液体が漏れているかは判断しやすいでしょう。
ガソリン漏れは5年、10年前モデルのような新しいクルマであればほとんど発生しません。
それより古くなってきたり、新車でもどこかにぶつけるなどを起こした場合にはガソリンタンクが損傷してガソリン漏れを起こす可能性が高くなります」
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液漏れを起こした際の対処として、前出の担当者は「もしガソリンやオイル漏れを発見した際は自分で原因を突き止めて修復することは不可能なので、ただちに最寄りの修理業者などに相談することをおすすめします」と話します。
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