園児の置き去りを見逃さない! パイオニア「NP1特別仕様」モデルを送迎バスに導入した園を訪ねてみた
パイオニアNP1の置き去り防止安全装置を実際に導入してみて
「NP1特別仕様」を選んだ理由はそれだけでなく、降車時確認方式と自動検知式の併用式を採用しており、運転手による確認とその後のカメラとセンサーによる自動検知の両方を備えていること。また、通信機能を持っているため、スマートフォンにメールや通報をすぐに行うこともでき、またリアルタイムで車内の様子をスマートフォンで確認できることもメリットして挙げられたといいます。
三根谷園長は「当園は先生や職員の半分近くが海外出身者ということもあり、インターナショナルな感覚を身につけるために当園を選んでくださる方も多く、園バスも浦安市からかなり遠いところから通う園児もいることから、このような安心できる機能は必要だと思います」と話します。
榎本事務長は「何もないのが一番ですし、今まで何か起きたことはないです。しかし万が一何か起きた場合を想定すると、スマホから車内の映像を見て状況を確認できるのはいいですね。何かトラブルがあっても電話だけでは状況判断が難しい場合もあると思いますので、車内の映像をリアルタイムで確認できるのは非常に安心です。また自分以外の先生にもSMSなどの通知が送られて確認できますし、スマホのアプリに関してもみんなすぐに操作には慣れました」。
新浦安幼稚園では登園後、敷地内に送迎バスを駐車しています。一度だけ登園後にバスの給油のためにガソリンスタンドに行ったあと、戻ってきてエンジンを切り確認ボタンを押すのを忘れた際には、幼稚園のどこにいてもわかるほどの音量で車外警報が鳴り響いたそうです。全員が通園したあとに、給油のために最初から園児が乗っていないという明確な事例でしたが(そのような使用条件を想定した一時キャンセルボタンもあり)、実際にどのような警報が鳴るのか改めてみんなで確認できたといいます。
パイオニア製NP1置き去り防止安全装置は、送迎後、園バスのエンジンを切ると「車内の確認を行ってください」と音声アナウンスが流れ、運転手や乗務員が車内を確認して車体後方上部の停止ボタン(子どもの手が届かない位置にある)を押すことで降車時確認が行われます。降車時確認後、自動的に自動検知式に移行し、カメラが監視を行います。万が一見逃しなどがあった場合は、子どもの動きなどをカメラが検知して、車外警報とスマートフォン通知を行います。
パイオニアNP事業本部の宮部航太郎さんは「エンジン停止後にブザーで案内を行うのではなく、音声で確認手順を示すことで、いつもの運転手さんではない時でもしっかり確認できます。また、アプリに関して、導入された事業者さまからご要望をいただいて検証した後、すぐにアップデートできるのも特長の1つです」といいます。実際に、ボタンを押した際にも確認音声が欲しいといった園からの現場の声がすぐにアップデートとして機能に反映され、これには園の方も素早い対応に驚いたとのこと。
さらに、フロントガラスに設置するNP1ですが、「コースターなどの中型バスにおいても、後方までしっかりカメラで確認できます。ハイエースなどの小型バスでももちろん確認できます。昼間はもちろん、夜間においても映像でしっかり確認できる性能も持っています。マイク機能もあり、車内の音をしっかり確認できますので、カメラで見えにくいところにお子さんが隠れてしまっても音声で確認できます」とパイオニア製NP1置き去り防止安全装置の特長を説明してくれました。
また、事前調査を実施してWi-Fiや位置情報など必要のないと思われる「NP1」機能はクローズしています。これに関しても、もし要望が多ければ、今後アップデートでもともと備わっている機能を追加対応することも可能だそうです。
※ ※ ※
まもなく猛暑の時季となります。国策定のガイドラインにもありますが、安全装置は、車内温度が高くなっても安心して使える信頼度の高い製品を選ぶことが重要です。悲しい事故が起きる前にすべての園が置き去り防止安全装置を導入し、安全に園児が通えるようになることを祈るばかりです。
孫がお世話なっております。
NP1特別仕様導入されたどの事。内容はよく理解できていませんが、試みは素晴らしいです。人間の目と両方で、間違えの無い様お願いします。選んで、選んで行った幼稚園なので、裏切らないで欲しいです。
宜しくお願いします。