マツダの「大型SUV」生産終了へ…全長5m超えの「CX-9」は“マツダ史上最大”の「CX-90」にバトンタッチ?
2023年6月30日、マツダの北米法人は、2023年モデルを最後に米国市場向けの「CX-9」の生産を終了すると発表しました。終了以降、CX-9のポジションは、新型「CX-90」に引き継がれるようです。
さよなら「CX-9」
2023年6月30日、マツダの北米法人は、2023年モデルを最後に米国市場向けの「CX-9」の生産を終了すると発表しました。
CX-9は、マツダが北米やオーストラリアなど海外で展開している3列シートを備えた大型SUV。新型「CX-90」の登場まで、同ブランドの最上級に位置するクルマでした。
現行モデルは2016年に登場した2代目。日本では販売されていないモデルですが、広島県広島市のマツダ本社に隣接する宇品第1工場で生産されています。
ボディサイズは全長5065mm×全幅1970mm×全高1747mm、ホイールベースは2930mmと大柄。日本ではラージサイズですが、北米ではミドルサイズに分類されています。
エクステリアは、マツダのデザインテーマ「魂動」が採用された、躍動感とともに重厚感をあわせ持つ、最上級モデルらしい高級感のあるデザイン。インテリアもまた、プレミアム感が漂うやわらかい触感のナッパレザーやアルミ、木目が多用された上質なデザインです。
今回、そんなCX-9が2023年モデルを最後に生産終了となることが発表されました。
マツダは生産終了を告げるリリースの中で、「実用性、パフォーマンス、デザイン、高級感を融合させたCX-9は、新型CX-90など、マツダの次世代車両への道を切り開く非常に有能なファミリーカーでした」としており、その系譜を新型CX-90に引き継いでいくというニュアンスの記載をしています。
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2023年春より北米で販売を開始した新型CX-90は、マツダが新たに開発した大型プラットフォームを採用した3列シートを備えるクロスオーバーSUV。
主に北米市場向けに開発された新型車で、大きな車体と、アグレッシブなプロポーションを持つ、世界最高レベルに洗練されたマツダの新しいフラッグシップモデルだといいます。
ボディサイズは全長5100mm×全幅1994mm×全高1745mmで、ホイールベースは3120mmと、CX-9含め現在マツダが展開しているラインナップ中最大となり、かつマツダ史上においても最大のSUVです。
エクステリアはマツダのデザインテーマである「魂動」に基づいたアグレッシブなプロポーションを持つ、華やかでラグジュアリーな印象のデザイン。インテリアも、全席にナッパレザーやウッド、同系色のファブリックなど複数の素材が使用されており、外観同様に落ち着いた高級感を感じさせる仕上がりです。
北米仕様のパワートレインは、最高出力340馬力・最大トルク369lb-ftを発揮する新開発の3.3リッター直列6気筒ターボエンジン+マイルドハイブリッドシステムのガソリンエンジンモデルとシステム最高出力323馬力・最大トルク369lb-ftを発揮する2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターのPHEVモデルを用意。
いずれのモデルも、組み合わされるトランスミッションは、新開発のトルクコンバーターレスの8速ATです。
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