高速道路の「歩行者立ち入り」なぜ起こる? 「原付」に乗る若者も多い? 各社の対策と遭遇時の対処法は
もし「誤進入」と遭遇したらどうする?
高速道路の誤進入を防ぐため、さまざまな対策が取られているようですが、実際に遭遇してしまったり、事故が起こってしまったらどうなるのでしょうか。
高速道路各社は歩行者を見かけたらすぐに減速し、ハザードなどで周囲に知らせつつ、同乗者から道路緊急ダイヤル(#9910)か、警察に連絡してほしいと呼びかけています。
その一方で、高速道路内で歩行者や自転車がはねられるケースも発生しています。
元弁護士はこうした高速道路内での歩行者との人身事故について、「一般道路とは違い、歩行者の過失が80%前後、クルマやバイク側が20%の割合になりそうです」と話します。
高速道路は歩行者や自転車が通行することを想定していないことから、歩行者側の過失が大きいと判断されるようです。
そのため、100%加害者側の責任になるのではなく、誤進入した被害者にも責任が生じるというわけです。
また、故障などでやむなく高速道路上に駐停車したクルマから歩行者が出てきた場合では歩行者が40%程度の過失割合になるようです。
しかし反対の視点で見ると、予想だにしない高速道路上の対歩行者事故を起こしてしまった場合は、こちらに落ち度がないと思っていても20%以上の過失が発生してしまうことになります。
こうした事態を防ぐためにも、歩行者を見かけたらただちに発見できるよう、前方に注意し、よそ見などをしないで運転することが大切です。
また、入口や本線上などに設置されている道路情報板の情報で、走行中の路線に歩行者や自転車の立ち入りがあると表示された場合には、十分減速し事故を起こさないように注意する必要があります。
加えて、誤進入の原因にもあるように酒酔いや漫然運転、ナビアプリの過信など、誰にでも起こりうる可能性があります。自身が誤進入しないようにも、気をつけたいところです。
高速道路に立ち入る歩行者、原付バイクに乗る人、皆さん東南アジア系が多いですよ