何が違う? トヨタ「ハイエース」と日産「キャラバン」を比較! 意外な「共通点&相違点」は? 気になるライバル事情とは
ハイエースとキャラバンの意外な違いとは?
ボディサイズや荷室の広さ、ガソリン・ディーゼルをラインナップするパワートレインなど、ハイエースとキャラバンはかなり似たような設定になっていることがわかります。
では、機能面の違いをチェックしてみましょう。
まずは、乗員の安全を守る「助手席エアバッグ」です。
助手席エアバッグは、どんなクルマでも標準装備だと思われがちですが、ハイエース(スーパーGL)の場合はメーカーオプションです(特別仕様車DARK PRIME IIは標準装備)。
一方のキャラバンは全グレード標準装備となっており、追加の費用はかかりません。
なお、ハイエースに助手席エアバッグをオプション設定しなかった場合、ティッシュ箱が入るくらいの収納スペースになります。
次は、安全装備「踏み間違い防止アシスト」です。
踏み間違い防止アシストとは、ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏み込んだ場合に、エンジン出力を抑制しブレーキを制御する安全装備です。
ハイエースは2022年4月の一部改良で、「パーキングサポートブレーキ」(前後方静止物)を標準装備化しました。
ガラスや壁といった静止物を検知し、表示やブザーで知らせるとともに、エンジン出力抑制やブレーキ制御を補助してくれます。
対するキャラバンも、2020年~2021年のマイナーチェンジで新たに「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全技術を装備しており、安全性能が大幅に向上しました。
さらに、進入禁止標識、最高速度標識、一時停止標識の3つを検知して、メーター内に表示したり、警告音でドライバーに知らせる「標識検知機能(進入禁止・一時停止・最高速度標識検知)」もキャラバンには装備されます。
続いては「バッテリーセーバー機能」です。
「バッテリーセーバー機能」は、ライトを点灯したままエンジンを止め、リモコンまたはリクエストスイッチ(インテリジェントキー付車のみ)で施錠するとバッテリー上がりを防止するためライトが消灯する機能です。
ハイエースの場合、ライトを点灯したままエンジンを止めてドアを開けた瞬間に消灯するのですが、キャラバンは施錠するとライトが消灯する仕組みとなっており、エンジンを切ってドアを開けただけではライトが消灯しません。
そのため、キャラバンでは、施錠を忘れてしまうとライトが点きっぱなしになる可能性があり、バッテリーが上がってしまうことがあるかもしれません。
ただしキャラバンでも、ライトを点灯したまま運転席ドアを開けた際には消し忘れ警報が鳴ることで、ドライバーに知らせてくれる機能は備わっています。
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ハイエースもキャラバンも、荷物の積載のみならず、キャンピングカーやドレスアップのベースとしても人気があります。
なお、キャラバンに関しては、車中泊可能な「マルチベッド」というグレードが用意されているほか、新たな車中泊仕様「キャラバン マイルーム」が2023年度中に市販化される予定となっています。
違い?乗ればすぐ判る
ハイエースの標準ボディは2リッターガソリンと2.8リッターディーゼルターボじゃなったっけ。とにかく記事は正確に書かないと。
キャラバンが重量物の運搬に不利なFFなのに対し、ハイエースはバンの基本通りFRです。
(よく知らない人にとって)意外な違い、そこが出るものだと思ってました。
キャラバンっていつFFになったの?キャラバンもハイエースと同じキャブオーバーの後輪駆動でしょうよ?