えっ! 「車外の音漏れ」で違反? 「音質重視」モデルも続々登場も… どの程度の音量はNG? 車速で音量変わる仕様も
カーオーディオはなぜ大音量が出るように設計されている?
大音量でカーオーディオを使用すると、法律違反に問われかねません。
それでは、なぜカースピーカーから大音量が出せる設計になっているのでしょうか。日産の担当者は次のように話します。
「お客さまのさまざまなカーライフでの使用シーンや、聞こえづらい環境で音楽や情報をお届けできるように、大きなボリュームでも再生可能なシステムとしています。
ただし、安全な運転を阻害するような音量での使用は推奨していないため、ボリューム設定に際しては安全に運転できる範囲で音楽をお楽しみいただければと思います」
また、ホンダの純正アクセサリーなどを手掛けるホンダアクセスの担当者は次のように話します。
「車内では、使えるワット数が限られています。そのため、限られた電力で出せる最大に近い音量に設計されています。
また、ほとんどのカーオーディオは車速連動モードというクルマのスピードに応じて音量が自動で変わる機能があります。
高速時は音量が大きくなり、低速時は音が小さくなります。この機能により音量が大きくなりすぎないように自動で調節ができます。
オーディオは車内の空間を楽しめるものですが、あくまでも運転に集中することが第一であるため、音量には注意してください」
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さらに、ホンダのオーディオに関しての取扱説明書には、「車外の音が聞こえないことによる交通事故・故障、聴力障害などを起こすような音量での使用はしない」と注意事項があります。
また、 住宅街などの駐車場を利用する際は、カーオーディオ音を高くしていると、知らぬうちに近隣の人を不快にさせてしまうかもしれません。
極端な場合には、騒音クレームとして通報されてしまうことも考えられます。
当たり前ではありますが、大音量を鳴らすことが出来るとはいえ、周囲の状況に合わせた行動が求められます。
「聞こえずらい」ではなく「聞こえづらい」が正しい日本語です。
執筆者の日本語力の低さもさることながら、校正でストップを掛けられる人がいないのもどうかと思います。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。