首都高で「右車線走りっぱ」は違反? 「追い越し車線」は存在しない? でも取締りが行われる理由とは
首都高で右側車線を走行し続けたら「切符を切られた」 なぜ?
首都高の場合は右側からクルマが流入する道路の設計上、通行帯違反に関して厳しい取り締まりは行われていないと言われていますが、実際に首都高において「切符を切られた」という声も聞かれます。
実際に首都高ドライバーズサイトでは次のように記載されています。
「幹線道路の中央分離帯部分に建設されており左右に分合流があります。
分合流のために右側を走ることは問題ないですが、道路交通法20条(左側通行の原則)は首都高速にも適用されますので、理由なく一番右側を走り続けることはできません」

そのほか左側から他のクルマを追い越す行為についても、一定の場合を除き道路交通法第28条に規定する「追い越し違反」に該当するため気をつけましょう。
この違反に関して勘違いされやすいのが、「追い越し」は禁止されているものの、「追い抜き」は禁止されていないという点です。
「追い越し」とは前を走るクルマに追いついた場合に、進路変更をしてそのクルマの側方を通過し、さらにそのクルマの前に出ることを指す一方、「追い抜き」は進路変更をせずにクルマの横を通過したり、通過後にクルマの前に出ることを指します。
混同しやすいため、覚えておくと良いかもしれません。
※ ※ ※
首都高では右側車線を「追い越し車線」に設定していないものの、そのまま走り続けると交通違反に当たる可能性があります。
首都高は右側からの合流があるため、致し方なく右側車線を走ることもあると思いますが、道路が混雑していないときには左側の車線に移るという意識を持って運転しましょう。















