「特別仕様車」いったい何が“特別”なの? 人気すぎて入手困難も!? 特別モデルが魅力的な訳とは
クルマのラインナップのなかに「特別仕様車」と呼ばれる、通常仕様とは異なるモデルが存在します。一体どのようなところが「特別」なのでしょうか。
「特別仕様車」とはどんなクルマのこと?
自動車メーカーが販売するクルマのなかに、「特別仕様車」と記載されたモデルがあります。
特別仕様車の登場を宣伝するようなCMなどもみられますが、この特別仕様車とはどんなモデルなのでしょうか。
販売店スタッフに、特別仕様車について聞いてみました。
「特別仕様車というのは、名前のとおり特別なカスタマイズを施し、付加価値を高くしたクルマのことをいいます。
通常仕様にはないカラーリングや装備が施された限定品のような位置づけで、販売期間や台数も限定になっているのが特徴です」
ほかにも、シートやステアリングに本革を用いたり、特別デザインのアルミホイールや専用バッジ、フォグランプの標準装備など、通常であれば別料金となる人気の高いオプションが最初から備わっているのも特別仕様車の特徴です。
しかも多くの場合、通常モデルにオプションとして追加するよりもお得な価格設定で充実した装備のクルマが購入できます。そのため、人気車種の特別仕様車はすぐに売れてしまうこともあるそうです。
実際に特別仕様車にはどのような装備が施されているのでしょうか。
例えば、ホンダの特別仕様車では、人気ミニバン「フリード/フリード+」の特別仕様車「クロスター ブラックスタイル」が挙げられます。
2023年6月に発売された同特別仕様車は、フロントグリルガーニッシュやフロントグリル、ドアミラー、アルミホイールなどをブラックとすることで、黒にこだわった特別なスタイルを実現しました。
また、「〇〇周年記念」として特別仕様車が登場することもあります。
2022年7月に、トヨタ「GR86」が初代モデルの登場から10周年を記念して特別仕様車を販売。特別なオレンジのカラーコーディネートやインテリアが施されており、大きな注目を集めました。
兄弟車であるスバル「BRZ」の10周年記念の特別仕様車も登場しており、こちらは限定200台が発売初日に完売。
特別仕様の限定車は販売台数が少ないことも多く、販売終了後に中古車が高額で取り引きされることもあります。
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特別仕様車は、限定カラーや装備といった「特別感」が味わえるものです。
また、装備が充実しているため、あれこれとオプションを盛り込みたい人は、特別仕様車のほうがお得に購入できる可能性があり、チェックして損はないでしょう。
クルマを購入する際は、特別仕様車も候補に入れて検討してみるのも良いかもしれません。
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