ナンバープレートの「地名」が増える!? 「日光」「江戸川」も追加! めちゃカッコいい地名もある「ご当地ナンバー制度」とは
2025年に「ご当地ナンバー」の地名が6つ増えることが決定しました。そもそもご当地ナンバーとは何なのでしょうか。
46地域で導入済み! 「ご当地ナンバー」とは?
国土交通省は2023年5月、通称「ご当地ナンバー」に十勝・日光・江戸川・安曇野・南信州・彦根の6地域を追加し、2025年から交付することを発表しました。
現在すでに46地域にご当地ナンバーが導入されていますが、そもそもご当地ナンバーとはどういうものなのでしょうか。
日本で登録されるクルマのナンバープレートは、正式名称を「自動車番号登録標」といいます。
上段には「品川」「横浜」などの地域、「300」「580」といったクルマの種別などを表す分類番号、下段にはひらがなの判別文字、そして最大4桁の一連指定番号で構成されています。
これらの車両識別情報を1枚のプレートにまとめたものがナンバープレートで、通常は車両の前後見やすいところに表示します。
なお、ナンバープレートの情報は「自動車登録ファイル」に登録されているので、そこから所有者や車両情報などを照会できます。
このうち地域名は、これまで陸運支局のある所在地域名が記載されることが一般的でしたが、2006年に地域・観光振興のため、特定の条件を満たした場合に新たな地域名表示を認める制度がスタートしました。これが「ご当地ナンバー制度」です。
ご当地ナンバーは、特定地域の地域名が記載されるだけでなく、その地域の名物や名所の図柄が描かれた図柄入りを選択することもできます。
なお、ご当地ナンバーの導入以降、対象地域で新規に発行されるナンバーはすべて新しい地域名で表示されます。
例えば、仙台市では2006年までは宮城ナンバーでしたが、ご当地ナンバーとして仙台が導入されたため、現在は仙台ナンバーのみが発行されています。新規のナンバー発行時に旧地域を選ぶことはできません。
すでに旧地域のナンバープレートを使用している場合は、そのまま旧地域にしておくか、新しくご当地ナンバーにするかを選べます。ご当地ナンバーへの変更は、図柄ありなら「図柄ナンバー申込サービス」の公式サイト、図柄なしは「希望番号申込サービス」の公式サイトから申請します。
ただし、ご当地ナンバーは、対象地域内がクルマの「使用の本拠地」(車庫証明内容に記載)でないと交付されません。「富士山が好きだから富士山ナンバーにしたい」といったように、地域を選んで発行することはできないので注意しましょう。
現在までにご当地ナンバーを導入しているのは以下の46地域です。なお、( )内は旧表示地域を示しています。
●北海道
・知床(北見・釧路)・苫小牧(室蘭)
●東北
・仙台(宮城)・会津(福島)・弘前(青森)・盛岡(岩手)・平泉(岩手)・郡山(福島)・白河(福島)
●関東
・那須(宇都宮)・高崎(群馬)・成田(千葉)・川越(所沢)・柏(野田)・つくば(土浦)・前橋(群馬)・川口(大宮)・越谷(春日部)・松戸(野田)・市川(習志野)・船橋(習志野)・市原(袖ケ浦)
●東京都内
・杉並(練馬)・世田谷(品川)・江東(足立)・葛飾(足立)・板橋(練馬)
●中部・甲信越
・伊豆(沼津)・金沢(石川)・諏訪(松本)・岡崎(三河)・豊田(三河)・一宮(尾張小牧)・鈴鹿(三重)・富士山(沼津・山梨)・上越(長岡)・春日井(尾張小牧)・四日市(三重)・伊勢志摩(三重)
●関西
・堺(和泉)・飛鳥(奈良)
●四国・九州
・倉敷(岡山)・下関(山口)・奄美(鹿児島)・出雲(島根)・高松(香川)
東京都では、これまで品川・練馬・足立・多摩・八王子の5つがありましたが、ご当地ナンバーとして2014年に世田谷・杉並が、2020年に板橋・江東・葛飾が追加されています。
特に直近で追加された板橋・江東・葛飾の3地名は見慣れない人も多いかもしれません。2025年にはここに江戸川も加わり、47都道府県で地名表示が最も多くなります。
また滋賀県は、これまで県内全域で「滋賀」のみでしたが、新たに「彦根」ナンバーが用意されることで2種類のナンバーが交付されることになります。
2025年には全部で52地域にまで増えるご当地ナンバーですが、それとともに新デザインの図柄入りナンバーも登場します。
今後もご当地ナンバーの導入には目が離せません。
飛鳥ナンバーは、奈良県全域で良くね?ってずっと思ってる。図柄に川関係ない鳳凰が居るし。
何故飛鳥川流域のみなのだろうか?
てか 飛鳥ナンバーを遠目から見ると飛島にしか見えんのよねww
名古屋に飛島村ってあるからそこかと思ってしますwwネタだけどねw
滋賀県の彦根ナンバーについては、先日、是非を問う住民投票があり、発行されないかもです