スズキが「空飛ぶクルマ」を製造!? スカイドライブと協力し“2024年春”製造開始へ

株式会社SkyDriveは、空飛ぶクルマの製造に向けた協力について、スズキ株式会社と基本合意書を締結したと発表しました。両者は、スズキの製造工場で2024年春頃の「空飛ぶクルマ」の製造開始を目指すといいます。

スズキが“空飛ぶクルマ”を製造!?

 株式会社SkyDrive(以下スカイドライブ)は、空飛ぶクルマの製造に向けた協力について、スズキ株式会社(以下スズキ)と基本合意書を締結したと発表しました。

調印式の様子(左: スズキ 常務役員 神代 英俊 右:SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩(敬称略))
調印式の様子(左: スズキ 常務役員 神代 英俊 右:SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩(敬称略))

 スカイドライブが定義する空飛ぶクルマとは、電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。

 諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれる乗り物です。

 今回締結された基本合意書に記載された内容には、空飛ぶクルマの製造を目的とした100%出資の子会社(以下、製造子会社)の設立があります。

 また、スカイドライブとスズキは、スズキグループが静岡県内に保有する工場を活用し、2024年春頃の「空飛ぶクルマ」の製造開始を目指すといいます。

 製造を予定しているのは、空飛ぶクルマ「スカイドライブ」。ボディサイズは全長13m×全幅13m×全幅3mで、12基のモーター・ローターが搭載されます。航続距離は15km、乗車定員は3名です。

 さらにスズキは、製造子会社の人材確保など製造開始に向けた準備についても協力していくようです。より具体的な条件については協議を継続し、別途取り決める予定としています。

 今回の合意について、スズキの代表取締役社長を務める鈴木 俊宏氏は以下のようにコメントしています。

「スカイドライブと協力一致し、価値ある製品作りを通じて、日常的に空を活用するAir Mobilityの実現に貢献できるよう、意欲的に前進してまいります」

 スカイドライブの代表取締役CEOである福澤 知浩氏は以下のようにコメントしています。

「“小・少・軽・短・美”を行動理念に、コンパクトなクルマづくりを推進されているスズキ様と、コンパクト軽量なエアモビリティを開発するSkyDriveは、2022年3月より協業を続けてきましたが、今回、スズキ様の協力を得てSKYDRIVEの機体製造を行う事となり、大変ありがたく思います。

 世界に対して安全で品質の高い機体を、安定して製造し続けるために、これまで世界中で自動車の量産を続けていらっしゃった、スズキ様のノウハウを伝授いただきながら、日常の移動に空を活用する社会の実現を目指していきます」

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1件のコメント

  1. 形状というかイメージ的に車とは程遠いものですね。車と呼ぶには無理があります。

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