日産が「キャラバン車中泊仕様」を発売へ 木目内装の「お洒落内装」採用! 「デザイナーズホテル」のようなこだわりとは
日産は2023年5月29日、新型モデル「キャラバン MYROOM」を2023年度中に発売することを明らかにしました。車中泊も楽しめる、まるでお部屋のようなクルマだといいます。
クルマなのにまるで「お部屋」!?
2022年1月、日産が発表した「キャラバン MYROOM CONCEPT」は車中泊のコンセプトカーで、キャンピングカーイベントなど各地で展示したところ市販化の要望が多かったといいます。
そこで日産は2023年5月29日、コンセプトカーをもとにした新型車「キャラバン MYROOM(マイルーム)」を市販化が決定したと発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。
キャラバン MYROOM CONCEPTは、カスタムカーイベント「東京オートサロン2022」で初めて参考出品されたあと、2月開催の「ジャパンキャンピングカーショー2022」をはじめ、アウトドアイベントなどに相次いで出展されました。
ベースのキャラバンは、ワンボックスタイプの商用バン。4ナンバー規格内に収められた車体のなかで、空間効率を極限まで高めた広大な荷室が特徴です。
キャラバン MYROOM CONCEPTはこうした空間を「部屋」として有効活用したモデルです。
日産はキャラバン MYROOM CONCEPT発表時、次のように説明しています。
「自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んでリラックスできるというコンセプトのもと、さまざまな憩いのスタイルを楽しめるクルマとして開発しました」
落ち着いたトーンの室内は、もとが商用バンとは思えないほど。
後席はまるでソファのような仕上がりで、前方以外にも後方に向けたり、後部のフロアとつなげフラットなベッドのようにアレンジすることもできます。
壁面にはモダンな作り付けの棚やテーブルが仕込まれるほか、木目の天井には間接照明が備わり、オシャレなデザイナーズホテルのような空間にトータルコーディネイトされていました。
日産はイベントの来場者に対し、キャラバン MYROOM CONCEPTの印象や改善点の要望などについて詳しく調査を実施し、好感触を得たことから、市販化を決定しました。
市販モデルの車名はキャラバン マイルームです。
日産では新型キャラバン マイルームの市販化に際し、限りなくコンセプトカーに近いカタチを維持するように努めたと話します。
具体的には、ユーザーが求める「日常の延長線上で居心地の良さ」に向け、木目をふんだんに使うことで「クルマの内装感」を徹底的に排除。
シンプルでミニマルな「デザイナーズホテルのような洗練されたおもむきを実現した」といいます。
いっぽうでユーザーからの声を反映し、機能面の使いやすさを向上させたと説明します。
なお2023年5月時点で日産が公開したのは、内装などのごく一部に留まります。
新型キャラバン マイルームの正式な発表と発売時期は、2023年度中の予定で、その詳細については今後追って公開する予定だといいます。
SNSでは「楽しみ」「いくらなのかな」「犬といっしょに旅したい」など、はやくも新型キャラバン マイルームに期待を寄せている様子がうかがえます。
メーカー自ら手掛けた車中泊カーの仕上がりには、大いに期待したいところです。
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