トヨタ「ハイエース」買うなら「ガソリン・ディーゼル」どっちか迷う!? 価格や燃費はどう違う?
ディーゼル車のハイエースはパワフルさが魅力
ガソリン車のメリットは「車両価格が安い」「音が静か」、デメリットは「燃料費が高い」ということでしたが、それは裏を返せば、ディーゼル車のメリットは「燃料費が安い」、デメリットは「車両価格が高い」「音がうるさい」ということになるでしょう。
それ以外のディーゼル車のメリット・デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
ディーゼル車のメリットは、「トルクがある」ということです。
車両総重量はディーゼル車が160kgほど重いのですが、加速性能はディーゼル車が勝っています。
ガソリン車(2リッター)の最高出力136馬力、最大トルク182Nmに対して、ディーゼル車(2.8リッター)は151馬力、300Nmです。坂道や高速道路での合流などの加速性能は、ディーゼル車のほうが優れています。
荷物や乗員を多く載せたいときも強いトルクを必要とすることから、商用での使用やストレスのない加速性能を求める人は、ディーゼル車のほうがより適しているといえます。
なおハイエース標準ボディのスーパーGLグレードで4WDを選択したい場合、ガソリン車は選ぶことが出来ず、ディーゼル車の一択となります。
一方、ディーゼル車のデメリットは、ガソリン車では不要の「アドブルーの補充が必要」という点です。
ディーゼル車には尿素SCRシステムが搭載されていて、排出ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を低減する「アドブルー」(高品位尿素水)が必要になります。
ハイエースのカタログには「タンク容量は10.4Lで、1000km走行すると1リッター消費」と記載されており、5000kmでアドブルーの補充が必要です。
ガソリンスタンドやディーラーによって価格は異なるものの、1リッター当たり300円前後。ディーゼル車は特殊なメンテナンスが必要になることから、エンジンオイル交換以外にもメンテナンス費用が掛かることを覚えておきましょう。
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ハイエースはカスタムベースやキャンピングカーのベースとしても重宝されており、乗っていても飽きない上に、下取り時も高額買い取りが期待できるクルマです。
ガソリン車かディーゼル車で、どちらも良い面・悪い面があるので、使用用途を考慮して適したモデルを選択するのが良いでしょう。
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