25年の歴史に幕! 「コンパクトスポーツクーペ」が生産終了へ アウディ「TT」シリーズ最後を飾る「ファイナルエディション」発売 793万円
アウディジャパンは2023年5月30日、限定モデル「TT Coupe final edition」を発売しました。
アウディ「TT」が生産を終了 ファイナルモデル登場
アウディジャパンは2023年5月30日、コンパクトスポーツの「TT」に限定モデル「final edition(ファイナルエディション)」を設定し発売しました。
なお、この限定車をもって「TT」シリーズは生産を終了します。
アウディのスポーツコンパクトシリーズであるTTは1998年に登場しました。
ロードスターとクーペの2タイプを用意し、2ドアのコンパクトなボディに四輪駆動システム「quattro(クワトロ)」を採用するなど、スポーティな走行性能を持つことが特徴です。以来3世代にわたって展開し、世界販売台数は累計50万台を超えるとしています。
現行モデル(8S)は2015年に登場し、アーチ型ルーフラインや丸く張り出したホイールアーチ、アルミ調フィラーキャップなどの歴代TTに共通する要素を踏襲しながらも、アルミを多用した複合構造の軽量ボディなどにより高い走行性能を実現。
また、フルデジタルメーターを全モデルに装備したほか、マトリクスLEDヘッドライトを設定するなど、新技術も多く採用されています。
2019年には改良が行われ、フロントバンパーやサイドスカート、リアディフューザーに新デザインを採用し、グリル形状もハニカム型へと変更されるなどの刷新を実施しました。
このTTシリーズは2020年にロードスターが先に生産を終了。さらにクーペも生産を終了する予定で、2023年4月20日には生産終了を記念する第一弾「TTS クーペ memorial edition(メモリアルエディション)」が限定発売されました。
今回登場したファイナルエディションは、最高出力245馬力・最大トルク370Nmを発揮する2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンと7速Sトロニックトランスミッション、クワトロを組み合わせる「TT クーペ 45 TFSI クワトロ」がベースです。
エクステリアは精悍な印象を与えるブラックで統一し、「S lineパッケージ」や「ブラックAudi rings &ブラックハイグロススタイリングパッケージ」などのパッケージオプションに加え、ハイパフォーマンスモデル「RS」シリーズに共通するリアスポイラーや専用20インチアルミホイール、レッドキャリパーなどを装備し、スポーティでアグレッシブなイメージを与えました。
インテリアはビビッドなアクセントカラーを施したほか、パッケージオプション「RSデザインパッケージ」を装着し、ダイヤモンドパターンのアルカンターラ×レザー素材のシートにはボディカラーに合わせたステッチが施されます。
さらに、シートベルトエッジやエアコンの加飾パネル、シートサイドパネルを装着し、レーシーな雰囲気と質感を高めています。
また、「バーチャルコックピットプラス」やシートヒーター、駐車支援などをはじめとする「コンフォートパッケージ」、マトリクスLEDヘッドライトなど、人気オプションも特別装備されます。
ボディカラーは、グレイシアホワイトメタリック、クロノスグレーメタリック、タンゴレッドメタリック、ターボブルーの4色を設定。
TT クーペ ファイナルエディションは限定200台で、価格(消費税込)は793万円に設定され、全車右ハンドル仕様となります。
なお、タンゴレッド25台とターボブルー25台は6月11日までオンラインで予約販売を行い、購入者には成約記念としてTTをイメージした限定50足の「Audi×Onitsuka Tiger コラボレーションスニーカー」がプレゼントされます。
このファイナルエディションをもって、TTシリーズは25年の歴史に終止符が打たれます。
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