トヨタ新型「プリウス」で車中泊できる? まさかの「快眠」も!? 実際に「寝転んで」みた
2022年11月にフルモデルチェンジした新型プリウスは、先代モデルに比べスポーティなスタイリングとなり、イメージを一新しました。外見から見ると「車中泊」ができそうに見えないかもしれませんが、意外とそうでもなさそうです。
新型「プリウス」で「車中泊」!?
トヨタは2022年11月、ハイブリッドカーの代表格「プリウス」をフルモデルチェンジしました。5代目となる新型は、従来型に比べグッと低く構えたアグレッシブなフォルムに変身し、話題を呼んでいます。
そんなスポーティな新型プリウスで、車中泊することは可能なのでしょうか。
トヨタは公式サイト上で、新型プリウスの荷室寸法について詳しく紹介しています。
3タイプあるパワートレインやオプションで用意されるスペアタイヤの有無などで仕様により異なるため、今回はプラグインハイブリッドモデルの寸法で比較してみます。
荷室の長さ(前後方向)は、5名乗車(定員)の場合、815mmです。
一方リアシートを前倒しし、フロントシートのスライド位置を最後端にずらした際の荷室長は、1640mmに拡大します。
このとき荷室床面の幅は最大で1170mm、リアのホイールハウスのでっぱりがある最狭部で940mm。荷室の高さは、デッキボードからルーフまで585mmです。
トヨタによると、数値はすべて社内測定値のため、あくまでも参考値として見て欲しいと説明します。
そこで実際にくるまのニュース編集部員が新型プリウスを使い、荷室で寝転んで試してみました。
まず身長170cmの編集部員Kが試します。
トヨタの測定数値通り、真っ直ぐに寝ることはできず、斜めに寝転んだところ、ちょうどきれいに収まりました。
続いて身長180cmの編集部員Tが寝てみると、床面から身体が浮く部分が生じます。
前方向に頭を向けると、頭部が浮いてしまうため、何か板状の敷物などがない限りは寝ることができません。
反対に、車両後方に頭を向けてしまえば、足の先が少しはみ出るくらいなので、そこまで大きな問題はない印象ですが、やはりエアマットなどの敷物はあったほうがいいでしょう。
とはいえ天地方向の余裕も少ないため、厚手なエアマットの使用は向いていません。
なお後方に頭を向けると、リアハッチゲートのガラス部分が目の前に広がる状態で、思いのほか開放的に感じられる副次効果がありました。
Zグレードにオプション設定される「パノラマルーフ」とセットで使用すれば、より開放感が得られます。
森林の中などでひと休みするようなシチュエーションなら、景色と共に快適な仮眠がとれそうです。
※ ※ ※
編集部員Tが室内で身体を起こし、あぐらをかいて座ってみようとしたところ、天地の寸法が足らず無理でした。
座った状態でくつろぎたい場合には、前席に移動したほうが良いようです。
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