トヨタはなぜ「後席ドアノブ」隠した? 初見殺しの“斬新スイッチ”どう開ける? 新型「プリウス」に採用の理由とは

クーペのようなスタイルを採用したトヨタ新型「プリウス」は、後席ドアノブが一見どこにあるのかわからないデザインになっています。どのように開けるのでしょうか。

そこにあるのか! 壊れた時はどうすれば…

 2022年11月にフルモデルチェンジして5代目となった「プリウス」は、クーペのようなフォルムが特徴です。
 
 シンプルながら抑揚のあるボディ造形は、長く愛されるための「感性に響くエモーション」と「普遍的な美しさ」を表現。上級グレードには19インチの大径ホイールが採用されたほか、従来モデルよりも角度を寝かせたピラーなど、スポーティさを強調しました。

シュッとしたフォルムが新型「プリウス」の特徴のひとつ
シュッとしたフォルムが新型「プリウス」の特徴のひとつ

 そんな新型プリウスには斬新なデザインが取り入れられており、そのひとつが後席ドアに通常のドアノブ(ドアハンドル)が存在しないことです。

 新型プリウスの後席ドアノブは、前席ドアにあるようなグリップ式ではなく、実際にはCピラーに埋め込まれていて、正式には「ドアオープンスイッチ(リヤドアハンドル)」といい、電気式のスイッチを採用。グリップ式やフラップ式のノブとは異なり、軽く触れるだけでロックが外れる仕組みです。

 ピラーとともにブラックアウトされたことで目立たないデザインとなっており、SNSでは「クーペに見えるドアハンドルをまさかプリウスに採用してくるとは」「ハチャメチャに良い。これのおかげでパッと見クーペに見える」といった声に対して、「初めてそのクルマに乗せる人がハンドルの位置分かんなくなるからちょっとめんどくさい」「初見殺しのドアハンドル」「正直あれは使いづらい」など、賛否両論が聞かれます。

 ピラーと一体になったドアハンドルを採用した理由についてトヨタは「新型プリウスのなめらかな抑揚のあるボディラインを損なわず、スポーティなスタイリングをより一層洗練させることに寄与しています」と説明しており、電気式で力が不要なほか、デザイン面を考慮したことが背景にあるようです。

 トヨタは公式YouTubeでドアオープンスイッチの使い方に関する動画を公開しています。軽く指を当てるだけでドアを開けることができることを紹介しているのですが、バッテリー切れやスイッチの故障などでドアが開かなくなったときの対処法も解説。

 スイッチの横に手動操作ボタンが設けられており、これを押すことで機械的にリアドアを開けることができます。

 実際に使ってみると、ボタンがかなり固く、開けるのにコツが必要です。動画によると、人差し指で押すのではなく、ドアオープンスイッチを握りながら親指で押し下げるのが正解とのこと。ボタンを下方向にグイっと押すと、ロックが外れてドアを開けることができます。

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1件のコメント

  1. なぜって、それはホンダさんをパクるのがトヨタの伝統だからじゃないの?
    リアドアのノブを隠す手法は、ホンダ・ヴェゼルが10年くらい前に出してますし。

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