ディーラーから案内来る「12ヶ月点検」受けなきゃダメ? 「法定点検」と「車検」何が違う?
「12ヶ月点検」と「24ヶ月点検」似てるけど違う!
それでは12ヶ月点検と24ヶ月点検に違いはあるのでしょうか。同じならなおさら受けなくてもいいのではないでしょうか。
「似ているようですが、12ヶ月点検は全27項目の検査に対し、24ヶ月点検はより細かく、12ヶ月点検の27項目を含む全57項目の検査がおこなわれ、より細かくチェックされます。
その検査内容は『記録簿』に記載され、どれくらいの頻度で検査やメンテナンスを受けてきたかが分かるようになっています。
中古車を購入するとき、この記録簿の内容がコンディションや歴代オーナーの使い方を推量するうえで重要になってくるのです」(F整備士)
F整備士いわく、やはり24ヶ月点検の重要性は理解しやすいものの、12ヶ月点検はおろそかにしている人が多いそうです。しかし、クルマの性能を引き出すためには、年に1回のクルマの健康診断も非常に重要なのだそうです。
「12ヶ月点検の検査項目は、ベルトの緩みや損傷具合の確認や、ブレーキの効き具合だけでなくペダルの遊びの量の測定やブレーキホースなどの液漏れチェック、ディスクやパッドの損傷具合なども検査します。つまり走行に直接関連する重要なパーツの損傷具合をチェックしています。
クルマが壊れるのは突然の場合もありますが、たいていは不具合や損傷が蓄積されて故障につながります。壊れてから直すより、事前にチェックしていたほうがはるかに安全ですし、経済的な負担も少なくて済みます」(F整備士)
それでは、気になる12ヶ月点検の費用はどれくらいなのでしょうか。
「ディーラーに頼むか整備工場に頼むかで多少の差はありますが、おおむね1万円から2万円程度でしょう。ただし、エンジンオイルなど消耗品の交換が必要な場合は別途費用が必要になります。
それでも自分ではなかなかチェックできない部分まで診断してもらえるので、クルマのコンディションを維持するうえではやっておいたほうが良いでしょう」(F整備士)
所要時間は、大きな修理などがなければ1時間程度で済むといいます。
もともと半年に1回のオイル交換が推奨されていますし(ターボエンジンはさらにサイクルが短く3ヶ月程度)、遅くとも1年に1回はオイル交換すべきですから、12ヶ月点検の時にエンジンオイルの交換も依頼するのが良いのではないでしょうか。
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クルマは徐々に経年劣化していくので、クルマの健康診断とも言える12ヶ月点検はもちろん、車検時には24ヶ月点検も受けておいたほうが、故障を未然に防ぐことになり、維持費を抑えることにつながります。
そういったことから、12ヶ月点検と24ヶ月点検は受けておくべきだといえるでしょう。
1ヶ月点検はディーラーにて無料で行ないましたし、念のためのオイル交換(2.7L/4千円)で済みました。6ヶ月点検をどうするかは決めていませんね。基本的に走行距離が長いので1ヶ月点検は3週間後。実際は千キロで良いと言われたが2週間で千キロ走りました。次の5千キロはたぶん3~4ヶ月目くらいになります。
それに何か臭う。変な音がするようになった。加速・吹け上がり・アイドリング時の音にムラなど乗っていて解るので故障や異常にも早く気付きます。ブレーキパッドの固着なんかは基盤が焦げたような臭いがしますし、シャリシャリと低い音がする場合はホイールが加熱するので長距離を走ってると休憩時にホイールを触って確かめます。
サンバーに乗ってた時はブレーキオイル漏れに対してパーキングブレーキのランプが点きっぱなしとか意味不明な警告が出ていましたけど。
多分、その辺りのことを全く気にしないユーザーは3~4年経過したらこまめに点検を受けたほうが良いのでは。オイル交換も今じゃセルフスタンド化でスタッフが勧めてくることはほぼ無いですし。車に無頓着な人ほど受けたほうがよい。車を大事にしている人は適宜必要を感じたらやれば良いという事ではないでしょうか。
古い車だと、12ヶ月点検をやらずに2年間乗りっぱなしの場合、車検時にかなりの修理箇所が出てくる可能性がある。