一時停止で「止まったつもり」になってない?「だろう運転」はNG! 事故を未然に防ぐ運転のポイントとは

ちょっとした気の緩みで交通事故は起きてしまいます。悲惨な事故を未然に防ぐためには、どのようなことに気を付けてクルマを運転したら良いのでしょうか。

交通事故が起きやすい状況とは?

 最近の交通量だけ見れば、すでにコロナ以前の状態に戻ったといっても過言ではないほど増えてきたようです。
 
 交通量が増加し流れも速くなった現在の交通状況では、運転免許を取得したばかりの初心者にとってクルマの運転が難しく感じられるかもしれません。
 
 一般道路での走行で、交通事故を防ぐために気をつけたいポイントには、どのようなことがあるのでしょうか。

運転に慣れてきた頃が一番危ない
運転に慣れてきた頃が一番危ない

 警察庁が発表している「令和2年中の交通事故発生状況」によると、クルマ対クルマの事故類型別事故件数の割合は、「追突」が37%、「出会い頭」が30%、「右折時」が10%、「左折時」が6%と、上位4種類だけで83%を占めています。

 つまり、この4つの事故原因を意識しておくことで、かなりの確率で交通事故を防ぐ対策になりそうです。

 運転手の思い込みや自己都合による「だろう運転」というのを聞いたことがあるかもしれませんが、これは「動静不注視」と呼ばれており、「安全不確認」や「脇見運転」と並んで交通事故原因のトップ3を形成しています。

 たとえば、交差点での右折時は、「自分のほうが先に行けるだろう」「見えているバイクはまだ距離があるだろう」と思い込んだ結果、事故を起こしてしまうというケースです。

 または、左折時は横断してきそうな人がいても「クルマより先に行かないだろう」と思ってぶつかってしまうといったことです。

 一般道ではクルマやバイクに加え、歩行者や自転車、最近では電動キックボードなども加わり、人身事故に発展してしまうことも多いものです。

 そんな動静不注視や、安全不確認、脇見運転はなぜ起きてしまうのでしょうか。

 教習所の元教官 I氏によると、「慣れ」が慢心を生み、「今まで通り大丈夫でしょう」という考えが関係しているようです。

「運転免許を取得した当時は、いろいろな意味で緊張しているのですが、徐々に経験を積んで、運転に慣れてきた頃が一番危ないのです。

 ある程度の経験を積むと緊張感が薄れ、通い慣れた道では注意力が散漫になってしまうことがあります。

 住宅街の路地の一時停止では、停止どころか徐行もせずに進入する人も見受けられますが、そういったときに限って歩行者や自転車が横切ってぶつかってしまうということが多いのです」

※ ※ ※

 そこで改めて重視されるのが「かもしれない運転」です。

 これは「人が飛び出してくるかもしれない」「対向車が先に来るかもしれない」と、これから起こるかもしれない危険を常に想定する運転の仕方です。

 このように慎重に判断することで、事故の発生を未然に防ぐことを心がけましょう。

【画像】これは悲惨… 事故で無残な姿になったクルマたち(16枚)

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