昔のミニバンぽいデザインだけど… 斬新な「2人乗り仕様」登場! 安価な新型トラック「EV F1 TRUCK」とは
EVメーカーのフォロフライは、1トンクラスEVトラック「F1 TRUCK」の第1号車を神奈川県の配送業者に納車したと発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。
工場をもたない方式で素早い市販化を実現
EVメーカーのフォロフライは2023年5月18日、国内初となる1トンクラスEVトラック「EV F1 TRUCK」の第1号車を神奈川県の配送業者に納車したと発表しました。
第1号車は海老名市の配送業者であるスタンダード運輸にて営業運行を開始しています。

フォロフライは2021年8月に京都市左京区の京都大学内にて設立。2021年10月には初の市販モデル「EV F1 VAN」を販売しています。
EV F1 VANはフォロフライが設計し、中国のメーカーがOEM生産する(ファブレス生産)方式を採用。
同社で2番目のモデルとなるEV F1 TRUCKは、このEV F1 VANの知見や技術力を生かして企画・開発がすすめられたと言います。
EV F1 TRUCKは普通免許で運転できる平ボディの2人乗りトラックで、2022年6月に初公開されました。
設計や企画は国内で行い、生産は海外に外部委託する「水平分業スタイル」を採ることで、通常の2倍の速度で販売まで実現できたといいます。
ボディサイズは全長4730mm×全幅1635mm×全高1985mmで、最大積載量は1150kg。
パワートレインは最大出力約82馬力(60kW)・最大トルク200Nmを発揮するモーターと38.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続可能距離は215km(公称値)を確保しました。
価格については明らかにされていませんが、ガソリン車と同等の低価格を実現していることに加え、フラットベッドやカーゴボディなど、荷台部分の汎用性が高く、冷蔵・冷凍などオリジナルで架装対応可能である点も特徴です。
EV F1 TRUCKの納車は今回の事例が初めてだと言いますが、すでに多くの引き合いがあるとし、ファーストモデルでは全国で導入が進んでいるとしています。
フォロフライは今後について、「EV F1 VANに続いてEV F1 TRUCKにおいても全国の物流企業への導入を加速させ、ラストワンマイルに特化した商用EVの実運用促進に取り組んでいく」と明かしています。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。






































































