日本海東北道、山形県内で2023年度延伸へ 秋田への「県境越え区間」はいつ開通?

新潟から秋田にかけて日本海沿岸を北上する日本海東北道の建設が進んでいます。2023年度は山形県内で延伸が見込まれています。

遊佐比子IC~遊佐鳥海IC間が年度内開通へ

 日本海東北道が山形県内で2023年度に延伸します。

日本海東北道・遊佐比子IC~遊佐鳥海IC間の工事進捗状況。2023年4月撮影(画像:国土交通省東北地方整備局酒田河川国道事務所)
日本海東北道・遊佐比子IC~遊佐鳥海IC間の工事進捗状況。2023年4月撮影(画像:国土交通省東北地方整備局酒田河川国道事務所)

 日本海東北道は新潟市と秋田市を結ぶ計画の道路です。北陸道と磐越道が接続する新潟中央JCTを起点に日本海沿岸を北上し、秋田道の河辺JCTに至ります。

 全長は約260kmですが、現在は新潟・山形・秋田の各県内3区間だけが開通しており、県境を越える区間は工事が続いています。

 2023年度に開通が予定されているのは、山形県内の遊佐比子IC(遊佐町比子)から遊佐鳥海IC(同・北目)までの延長6.5kmです。2車線・通行無料で整備されます。

 途中に計画されている遊佐菅里IC(同・藤崎簀垣下)は国道7号に、終点となる遊佐鳥海ICは国道345号にそれぞれ接続します。

 津波想定区域を回避することで信頼性の高い道路ネットワークを形成するとともに、物流の効率化も図られ地域産業の活性化も期待されています。

 なお、遊佐鳥海ICから象潟IC(秋田県にかほ市)までの県境越え区間17.9kmは、国道7号バイパス「遊佐象潟道路」として建設が進んでいます。

 工事が順調に進んだ場合、2025年度から2026年度にかけて順次開通する見込みです。

【地図】日本海東北道「延伸区間」のルートを地図で見る(10枚)

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