訪日外国人による「レンタカー事故」増えている? インバウンド復活によるトラブル増加の実態は
言葉の問題のほか、価値観の違いも
レンタカー会社に聞いたところ、外国人観光客の利用率は一気に増えており、都市部よりも北海道や沖縄といった地方の観光名所が多いエリアはさらに利用数が多いそうです。
「やはり日本語を話せない外国の方もいらっしゃるので、手続きの流れなども外国語版などを使って説明しています」(レンタカー会社 スタッフ)
もちろん多くの外国人観光客は普通にレンタカーを利用するといいますが、なかには車内にゴミが放置されているなどクルマが汚れていたり、信号や道路標識を無視するなどといった違反をして、警察から連絡が入ることもあるそうです。
「返却時にクルマを確認すると、こすり傷やバンパーに凹みなどができていることもあるのですが、なかには自分の過失を認めない人もいらっしゃいます」(レンタカー会社 スタッフ)
レンタカー会社でも、トラブル対応に苦慮している現状があるようです。
前出のオーストリア出身のN氏いわく、海外では一部の高級車を除き、日本人のようにクルマを資産として考えるのではなく、移動手段と捉えていることから、レンタカーを丁寧に扱うという意識があまりないのかもしれないといいます。
では、そういった外国人観光客が運転するレンタカーとのトラブルを避ける方法はあるのでしょうか。
「訪日外国人ドライバーだけでなく、日本人でも土地勘のない場所での運転はいろいろと戸惑うことも多く、ついフラフラした運転になりがちです。
そういったクルマを見かけたら、車間距離をなるべく取って走行するしか方法がないでしょう。
自分も、国内外の旅行先でレンタカーを運転することもあるでしょうし、やさしい気持ちで見守ってほしいです」(レンタカー会社 スタッフ)
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2023年の春あたりから訪日外国人が一気に増えた印象があり、また、地方の観光地でも多くの外国人観光客を目にします。
せっかく日本への旅行を楽しみに来てくれた海外の人の運転に対して、できる限りやさしく対応する心の余裕を持っておきたいものです。
この話はよく聞くので別の観点からの記事をお願いしたい。
例えばその外国人がレンタカーを運転して自分の車や財産に被害を与えた時に、被害を受けた側がどうすれば良いのか。保険はレンタカー会社が車に掛けてる保険や、レンタカーを借りる時に加入する保険で処理するのでしょうけど、多分、当て逃げされることもあるのでは。
また、その外国人が当て逃げ(物損・人身問わず)をした場合、ドラレコなどで証拠があり、警察はその運転していた外国人を一応は逮捕するのか。
ちなみに事故った場合に車を放置して、さっさと出国なんて事もあるんでしょうかね。