レトロ顔の「丸目SUV」復活! 究極の「クラシック・オフロード車」が最新機能とV8エンジン搭載で限定発売へ
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、特別仕様車「クラシックディフェンダーワークスV8 アイラエディション」を発表しました。一体どのような特徴を持つモデルなのでしょうか。
伝統に敬意を示す特別な「クラシックSUV」
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2023年5月15日、ヘリテージをテーマにした初の特別仕様車「クラシックディフェンダーワークスV8 アイラエディション」を発表しました。
このモデルは、ランドローバー創設者の1人でもあるスペンサー・ウィルクス氏と、ランドローバー発祥の地であるスコットランドの「アイラ島」からインスピレーションを受けた特別なカスタムモデルだといいます。
ランドローバーは1948年に英国で生まれた自動車ブランドで、「ディフェンダー」は、質実剛健なスタイルと卓越した悪路走破性能から世界で愛されている本格オフロード車両です。
今回発表されたアイラエディションは、2012年から2016年に製造された旧型のディフェンダーをベース車両に使用。クラシック・ランドローバー愛好家向けのサービスを提供している「ランドローバー・クラシック」の手によって徹底的なレストアとリエンジニアリング、アップグレードを行い、細部に至るまで丁寧に手作業で組み立てられています。
ランドローバー創設者の1人であるスペンサー・ウィルクス氏が所有していた1965年製「ランドローバー シリーズIIA」から着想を得たアイラエディションは、ヘリテージグレーのボディカラーにライムストーンのコントラストルーフを採用。さらにホイールアーチもヘリテージグレーに塗装し、ヘビーデューティ・スチールホイールを組み合わせることでより洗練されたエクステリアデザインを実現しています。
インテリアの仕立てには、シートのショルダー部分やドア、センターアームレストリッド、サンバイザー背面にアイラ毛織物工場製のツイードを使用。厳選された素材と室内の仕立てにはアイラ島への敬意を見てとることができます。
パワーユニットには5.0リッターの自然吸気V8ガソリンエンジンを搭載し、8速オートマチック・トランスミッションを組み合わせて最高出力405馬力と最大トルク515Nmを発揮。
停止状態から5.6秒で時速60マイル(約96.6km/h)に到達する加速性能と、106mph(約170km/h)の最高速度を誇ります。
このアップグレードにあたり、アイラエディションには視認性を高めるLEDヘッドライトをはじめとした最新の機能も搭載。サスペンションやブレーキシステムも改良されたことによりオンロードで優れたパフォーマンスとダイナミクスを実現しています。
さらに、インフォテインメント・システムには衛星ナビゲーションやDABラジオ、Bluetoothといった最新機能も備えられました。
ランドローバー・クラシックのディレクターであるポール・バリット氏は、今回の発表について次のようにコメントしています。
「2023年はランドローバーの誕生から75周年という節目であり、アイラエディションの発表はこの記念すべき年を祝福するものです。
スペンサー・ウィルクス氏とアイラ島は私たちの歴史にとって重要な要素であり、今回のモデルは彼の所有していた美しいシリーズIIAを参考にしながら、アイラ島の特別なプロダクトや美しい自然から着想を得ています。
当社の熟練エンジニアによって完全にレストアされ、高い信頼性をもち、ランドローバーから直接入手が可能なアイラエディションは、究極のクラシック・ディフェンダーを探しているユーザーにとって最高で最適な選択肢となるでしょう」
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アイラエディションの日本円での正規価格は現代のところアナウンスされていませんが、現地での車両価格はショートボディの「ディフェンダー90」が23万ポンド(約3914万円)、ロングボディの「ディフェンダー110」が24万5000ポンド(約4169万円)。
全世界で30台限定の販売となります(「90」が17台、「110」が13台)。
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