「豪華内装のSUV」は何が凄い? タフ顔の最上級「約570万円」 イケてるデザインの「アウトランダー」が支持されるワケ
三菱のフラッグシップSUV「アウトランダーPHEV」は、同社でもっとも売れ筋モデルになるとともに、2年連続でPHEVカテゴリーナンバー1のセールスを誇ります。どのようなところが魅力なのでしょうか。
ダイナミック顔がかっこいい「アウトランダーPHEV」
古くから、悪路走破性が高い四輪駆動車を得意とする三菱ですが、同社のSUVラインナップでトップに君臨するのが「アウトランダーPHEV」です。
初代モデルは2005年にガソリン車のみのミドルサイズSUVとしてデビュー。2012年には2代目モデル(ガソリン車)が登場し、翌2013年にはSUVタイプとして世界初のプラグインハイブリッド車(PHEV)を追加しています。
現行モデルは2021年12月にフルモデルチェンジした3代目となり、この世代からPHEVに統一。2列シート5人乗りに加え、従来モデルでガソリン車に設定されていた3列シート7人乗りを新設し、マルチに使えるSUVに進化しました。
日本自動車販売協会連合会が発表した2022年度(2022年4月から2023年3月)の登録台数ランキングでは、1万7059台を登録して全体の32位にランクイン。三菱のなかでは、これまでトップだった「デリカD:5」(1万6672台)をわずかながら上回り、同ブランドでもっとも売れたクルマとなっています。
さらに、2021年度・2022年度と2年連続でPHEV国内販売台数ナンバー1に輝くなど、多くのユーザーに支持されているアウトランダーPHEVですが、その魅力はどこにあるのでしょうか。
アウトランダーPHEVは「威風堂々」をコンセプトとし、ボディやシャシ、パワートレインなどすべてを刷新。
独自の新世代PHEVシステムがもたらす力強く滑らかな走行性能や、ツインモーター4WDによってあらゆる天候や路面状況で安全・安心で快適な走り、タフで存在感のあるエクステリアと上質で先進的なインテリアを特徴としています。
ユーザーの声として「国産車にはない斬新なデザイン」「RVらしさ抜群の力強いデザインでとてもカッコ良く、日本車のなかでも一二を争う」「三菱らしさを残しつつも新世代の躍動感とSUVらしさが調和している」などが挙がっており、三菱のSUVらしいワイルドなデザインが支持される理由のひとつとなっているようです。
また、外部プラグからバッテリーに充電できることもアウトランダーPHEVの特徴となっており、日常の多くはEVモードで走行し、ロングドライブのときはエンジンで発電してモーターを駆動することが可能で、EVのように充電切れになる心配がないというメリットがあります。
「充電を気にせず遠出できる」「SUVであればバッテリーの積載量も多くでき、基本的にEVとして扱える」「内燃機関と電気のいいとこ取りでEVよりも現実的」など、レジャーなどで長距離を走行することがあるSUVだからこそ、ガソリン車とEVの特徴を併せ持つPHEVが期待されています。
さらに、外部への給電機能も注目される装備のひとつ。アウトドアなどで電化製品が使えることはもちろん、万が一の災害時でも電源として活用できることから、アウトランダーPHEVは単なるクルマ以上の価値を持っているといえるでしょう。
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アウトランダーPHEVの価格(消費税込)は484万1100円から570万5700円。高めの設定ではあるものの、国や地方自治体から補助金が交付されたり(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金は55万円)、税制優遇が受けられることから、実際にはハイブリッドのSUVとあまり変わらない金額で手に入れることができます。
EVでは充電インフラが心配という声もまだ根強く、その点、充電可能なプラグインハイブリッドであれば、ガソリンエンジンを搭載しながらEVのように使うことも可能。しかも使い勝手が良くてデザイン性も優れたSUVという点が、アウトランダーPHEVの魅力といえそうです。
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