トヨタ新型「クラウン」はそれぞれ何が違う? 「高級セダン」からあえての原点回帰!? 16代目が目指したモノとは
気になるのは17年ぶりに名称復活の「エステート」か… それとも正統派セダン?
2024年に登場予定の「エステート」は理性/創造に位置するモデルで、ワゴンとSUVのクロスオーバーとして大人のアクティブライフの相棒を具現化したモデルです。
ボディサイズはクロスオーバー同等ですが、全高1620mmとユーティリティ重視のパッケージで特にラゲッジの広さはシリーズ最大でしょう。
ちなみに後席は格納式な上にフラットデッキにすることが可能で、優雅な見た目とは裏腹に利便性は非常に高そうです。
走りは未試乗なので推測になってしまいますが、クロスオーバーに対して「より大らか」、「より穏やか」、「より遠くに」といった形容詞がプラスされているはず。
グランドツアラーのようにどこか心が落ち着く乗り味であることを期待したい所です。
そして、2023年秋頃登場予定の「セダン」はパーソナル/ビジネス共に答える新時代のフォーマルセダンを具現化したモデルです。
「セダンの呪縛から解けた今、新たな発想でセダンを!」と言う豊田章男氏の提案によって生まれたモデルですが、他の3台との最大の違いは「縦置きFRベース」のプラットフォームを採用している点です。
恐らくTNGA 「GA-L」だと思われますが、同プラットフォームを用いる「MIRAI」とレクサス「LS」の中間と言ったボディサイズです。
ホイールベース3000mmを活かしたゆとりの後席空間はクラウンシリーズ最良。
走りは基本素性の良さを活かした15代目譲りの精緻なハンドリングとやさしく快適な乗り味を両立しているはずです。
もしかしたらドライブモードで乗り味は大きく化けるのかもしれません。
Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
同じトヨタのレクサスが売れてないのに、このサイズのセダンが売れるとは思えん。クラウンと言うブランド名だけで・・・最初だけ売れて、あとはカムリのように捨てられるだけかと。原点回帰するなら・・・昔の車のように・・・小さいのに大きく豪華に見える車をデザインすれば?。なぜにデカすぎるのに小さく見えるデザインにするのやら。プログレとかあったけど、あんなモコモコのデザインで売れるわけ無いでしょ。