クルマの「部品交換」自分でやれば安く済む! 初心者でも簡単にできるメンテナンス3選

自分で交換すると工賃を抑えられるというメリットも

●エアコンフィルターの交換

 エアコンフィルターは、外から取り入れた空気から塵やホコリ、砂を取り除き車内にきれいな空気を循環してくれる役割があります。

 そのフィルターにホコリや塵が溜まってくるとエアコンの効きが悪くなり、悪臭の原因にもなったり、カビや雑菌が繁殖することも。アレルギーの原因になる可能性があるので、定期的な交換が必要です。

エアコンのフィルターは自分で簡単に交換できる
エアコンのフィルターは自分で簡単に交換できる

 交換費用は、自分で作業する場合は、エアコンフィルター代として3000円から4000円程度が相場になります。カー用品店などで適合表をチェックして、その車種に合った商品を購入する必要があります。

 なお、プロに依頼する場合は、3000円から4000円の商品代にプラスして、交換工賃1000円から2000円が上乗せされます。

 作業自体は難しくなく、費用を抑えたい人は自身で作業することをオススメします。

 エアコンフィルターは主に助手席グローブボックスの奥に搭載されており、一旦グローブボックスを外してからアクセスします。

 エアコンフィルターはプラスチック製の容器に挿入されていて、カバーに爪で固定されています。カバーの爪が非常に脆くて折れやすいので注意して脱着しましょう。

 交換目安としては1年から1年半、走行距離としては1万2000km程度と言われていますが、工業地帯や山林地区などでクルマを使用している場合はフィルターが汚れやすいので、7000km前後で交換すると良いのではないでしょうか。

●リモコンキーの電池交換

 現在の多くのクルマには「リモコンキー」が採用されています。

 ボタンひとつでドアの解錠・施錠ができる「キーレスエントリー」のほか、カギ穴に物理的なキーを挿さなくても、携帯しているだけでエンジンのスタート・ストップが可能なスマートキーが主流になってきています。

 便利なリモコンキーですが、電池残量が減ってくると、リモコンを押したときの反応が悪くなります。反応が悪くなる以外でも、遠くから押しても反応しなくなったときも、電池の消耗が疑われます。

 電池が切れたときは、リモコンキーに内蔵されているキーでドアを開けることができますが、完全に電池がなくなる前に交換しておきたいものです。

 交換目安は約1年半とされていますが、1年ごとの交換がオススメです。

 たとえばマツダ車の場合、メーカーの公式情報では電池の規格は、「リチウム電池CR2032」とされています。BMWなどの輸入車でも同じものが使用されていますが、交換前に取扱説明書などで適合する電池を確認しておいたほうがよさそうです。

 家電量販店などで常に販売されている電池なので、いざという時のためにストックとして備蓄しても良いかもしれません。

 交換費用は自身でする場合は、電池代金として500円程度が必要となりますが、プロに依頼する場合は、電池代金の500円程に加えて交換工賃500円がかかります。

 交換の際には、爪を押して、マイナスドライバーでカバーを空ける必要があり力加減を間違えるとカバーが傷つき、爪が破損することもありますので、取扱説明書を確認して作業すると良いでしょう。

※ ※ ※

 初心者でもメンテナンス可能な簡単な作業を紹介しましたが、自分で作業することで、費用を抑えることができますし、そして何よりクルマへの愛着が増すと思います。

 ぜひ一度チャレンジしてみてはどうでしょうか。

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