日産の「快適コンパクトカー」どう? 3ナンバー「高級仕様」も好調!? ノートシリーズの現状はいかに
常に登録車ランキングTOP10にランクインしている日産「ノート」ですが、最近の動向はどのような状況なのでしょうか。
日産「ノート」の現状は? ユーザーからも高い評価!
日産「ノート」はコンパクトなハイブリッド車として日産を代表する人気車となっています。
ノートは初代の登場から現在までユーザーに親しまれてきたモデルですが、現状はどのような売れ行きなのでしょうか。
ノートの歴史は、初代が2005年に登場し、2012年には2代目へと進化。2016年のマイナーチェンジから日産独自のハイブリッドシステムである「e-POWER」が搭載され、注目を集めました。
現行のモデルは2020年11月に登場した3代目で、それまでの歴代に設定されていたガソリン車が廃止され、e-POWER専用となったことは大きな話題となりました。
また、2021年6月には上級モデルとなる「ノートオーラ」が発売され、コンパクトかつ高い機能や安全装備が施され、ノートシリーズの販売台数に貢献しています。
その他、「ノートAUTECH/AUTECH CROSSOVER」や「ノートオーラNISMO」など、ユーザーの好みに合わせたタイプが設定されるなど多様なラインナップを誇っているのも人気の要因です。
さらに、2022年8月には一部仕様が向上され、新しいボディカラーや助手席の回転シート機能などが追加され、よりユーザーの期待に応えるモデルとなりました。
そんなノートの現状の売り上げについて、首都圏内の日産販売店の担当者は「ノートはオーラも含め、たくさんのオーダーをいただいております。日産でも1番の人気車種といえるモデルです」と話します。
実際に、日本自動車販売協会連合会の発表では、ノートはノートオーラを合わせ、2022年4月から2023年3月までに11万3390台の販売台数を記録しており、国産の乗用車で4位につける売り上げを見せています。
これは電動車に限定すると1位となる販売台数であり、高い需要と人気を博していることがわかります。
また、ノートシリーズが人気となる理由について前出の担当者は次のように話します。
「ノートはお客様から『コンパクトで乗りやすい』といったお声をいただいています。
さらに、燃費の良さも魅力のモデルであるため、それを理由に購入に至るといったお客様も多いです。
また、ノートは5ナンバーサイズですが、オーラは3ナンバーサイズとなります。
オーラはノートより車体は少し大きくなりますが、走行の静粛性が高くお客様からも『エンジン音が気にならない』『揺れをあまり感じない』などといった声をいただいています。
また、ノートより内装に高級感がある仕様となっているモデルが多く、それもお客様がノートオーラを購入する決め手となることも多いです。
実際にそれまでセダンやミニバン、SUVに乗っていたお客様がダウンサイズする際にノートオーラを選ばれるということもあります」
また、関西圏の日産販売店担当者は次のように話します。
「ノートもノートオーラもどちらもかなり売れていますが、ノートのほうがかなり売れています。
価格がノートのほうが安いというのもありますが、社用車として法人利用されるお客様が多いというのもノートが販売台数を伸ばしている要因のひとつとなっています」
また、ノートがここ数年で驚異的な売り上げを見せている理由に「納期の早さ」があげられます。
ノートのライバル車種にはトヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」がありますが、コロナ禍や半導体不足によってこれらの車種は長納期化していましたが、ノートは2から3か月の納期を維持していたようです。
コンパクトカーは生活に根差したクルマであるため、納期の早さはユーザーにとって大きなポイントとなります。
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コンパクトなハイブリッド車としてユーザーの生活に根付いてきたノートですが、日産は世界的な原材料費や物流費などの高騰を鑑みて2023年5月から価格を改定し、数万円の値上げを行っています。
ユーザーにとってノートのコストパフォーマンスは魅力のひとつとなっているため、値上げによって販売台数に影響を及ぼす可能性も否めません。ノートが今後もライバル車に負けない売り上げを維持していくことができるのか、注目です。
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