スズキの出展した「ジムニートラック」が凄かった! めちゃ“存在感”ある本格「ピックアップ仕様」の正体は

過去に発表されたコンセプトカーの中には、市販化を求める声が高まるも叶わなかったモデルが数多く存在しました。東京オートサロン2019でお披露目された「ジムニーシエラ・ピックアップスタイル」もそんな1台でしたが、どのようなモデルだったのでしょうか。

「ピックアップ」な派生モデルを大胆に提案!

 2023年10月には、これまで47回に渡り行われてきた国際自動車ショー「東京モーターショー」に代わり、新たに「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」が東京で開催されます。
 
 モーターショーやオートサロンなど世界各国で行われる自動車イベントは、未来のモビリティやこれから市販される可能性のあるコンセプトカーがお披露目される場としてクルマ好きに注目されており、市販化を求める声が集まったコンセプトモデルも数多く存在。
 
 なかでも市販化への期待が高かった1台である「ジムニーシエラ・ピックアップスタイル」について、どのようなモデルだったのかを紹介します。

「ジムニーシエラ」がピックアップトラックになった!
「ジムニーシエラ」がピックアップトラックになった!

 スズキの小型SUV「ジムニー」は、コンパクトなボディサイズでありながら本格的な悪路走破性を備える四輪駆動車として、1970年の初代モデル誕生以来幅広いユーザーから支持されている「軽自動車」および「普通乗用車」のシリーズです。

 現在は軽自動車版がジムニー、1.5リッターエンジンを搭載した普通乗用車版が「ジムニーシエラ」の名称で販売されています。
 
 そんなジムニー(シエラ)に荷台を追加することでピックアップトラック仕様へとカスタムしたコンセプトカーが、東京オートサロン2019で初公開されたジムニーシエラ・ピックアップスタイルです。

 ジムニーシエラをベースに、キャビンの後方を大胆にカット。リヤシートや荷室を排除した代わりにスズキの軽トラック「キャリイ」用の荷台を流用・加工した上で取り付け、全長も300mm延長されました。

 このカスタムによって、キャンプや釣りをはじめとするレジャーで使用し汚れた用具も気兼ねなく積載することができる、実用性の高い荷台を獲得しています。

荷台を取り付けたことで利便性が向上!
荷台を取り付けたことで利便性が向上!

 ジムニーシエラ・ピックアップスタイルについて、当時開発責任者は次のようにコメントしています。

「リフトアップによってジムニー持ち前の悪路走破性を強化、さらに荷台を取り付けたことで利便性を向上させました。DIYなどの趣味や生活のさまざまな場面での“頼れる相棒”として、ユーザーのライフスタイルを豊かにするべく提案したコンセプトモデルです」

 ジムニーシエラ・ピックアップスタイルは、ルーフには前方を明るく照らす照明を、足元にはたくましいオフロードタイヤを装着。フロントグリルにはスズキの「S」エンブレムではなく「SUZUKI」のロゴをあしらい、タフ感とともにレトロ感も巧みに演出していました。

※ ※ ※

 ジムニーシエラ・ピックアップスタイルがお披露目された当時、ファンからは「カッコいい…」「販売して欲しい!」という多くの声が上がり、市販化が期待されましたが、2023年現在も発売されていないのは残念なところです。

 しかし、当時スズキのデザイナーはジムニーシエラピックアップについて「ジムニーは、カスタマイズに最適なクルマであり、今後もさまざまなアレンジを加えたジムニーを提案していきたい」とコメントしていました。

 2023年10月に開催されるジャパン モビリティショー2023でも、クルマ好きを興奮させてくれるジムニーのカスタムモデルが登場するか注目が集まります。

スズキ・ジムニーシエラ のカタログ情報を見る

【画像】こっちは販売されてる! 現行「ジムニー」のピックアップ仕様を見る!(51枚)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー