道路の白線「ゼブラゾーン」は通行しても違反じゃない? 万が一の事故時には「意外な」可能性も
ドライバーなら気になるハズ…「ゼブラゾーン」を通行するのは違反?
ゼブラゾーンに沿って走ることで、スムーズに通行できるようになっています。
では、ゼブラゾーンの上を走るなど、進入することは違反にならないのでしょうか。
前出の警察庁交通企画課は次のように回答しています。
「導流帯は一般的に車両の立入りが禁止されているものではありませんが、安全対策上、車両の立入り禁止部分規制を実施することがあります」
この「車両の立入りが禁止されているものではない」ということのため、右折レーンに入るときにゼブラゾーンを走行しても交通違反とはなりません。
ただし、警察庁の回答にもあるように、交通安全上の問題で、立入り禁止部分規制が行われるケースもあり、この場合は進入してはいけないようです。

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ゼブラゾーン上を通行しても問題ないとはいえ、ゼブラゾーンに沿って右折レーンに入ろうとした車と衝突するなど、事故が起こる可能性もゼロではありません。
首都圏にある警察署の交通課担当者は次のように話しています。
「ゼブラゾーン自体の通行は問題ありませんが、万が一通行したことにより事故が発生した場合には、過失割合が大きくなることが考えられます」
そのため、万が一の事故などを避ける意味も含めて、できる限りはゼブラゾーンを通行せずに誘導に沿った運転が望ましいようです。
もしやむを得ず進入する場合は、周囲の車に細心の注意して走行しましょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。















