ヤマハが次世代モビリティ「Town eMotion」で描く姿とは!? 4輪車プロジェクト「凍結」を乗り越えた先に見据えた「未来」を探る
かつて4輪車への進出も真剣に検討されていたというヤマハ発動機(ヤマハ)ですが、現在そのプロジェクトの多くは凍結されたようです。いっぽうで現在「Town eMotion」と銘打った研究が行われています。
オートバイから自転車、ボートまで! 様々な分野で活躍するヤマハ
イオンモールつくば(茨城県つくば市)で2023年4月22日、様々なモビリティの試乗体験が行える市民参加型イベントが開催されました。主催したのは、ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)です。
ヤマハと聞いて、自動車ユーザーはどんな乗り物のイメージを持つでしょう。
例えば、ライフスタイルに合わせてパーソナルな楽しみを深堀りできる様々な2輪車(オートバイ)の姿が、頭の中に浮かぶかもしれません。
また、お子さん連れの主婦や、毎日自宅から駅まで通勤するビジネスマンやビジネスウーマンにとっては、電動アシスト自転車がヤマハの主なイメージかもしれません。
さらには、海ではボート、山ではスノーモービルやATV(4輪バギー)、モータースポーツではレーシングカート、そして電動車いすなど、それぞれの市場規模自体は2輪車や電動アシスト自転車と比べると小さいですが、各分野でヤマハの存在はとても大きい印象があります。
そんなヤマハが今、新しい研究開発活動「Town eMotion」を展開しています。
ヤマハのホームページには「ヤマハは、モビリティの意味を変えていく」と表現しており、「暮らしの支えとなる。人とまちの感性に働きかける。まっすぐ、そして、たのしく。人間本来の喜びを大切に、まちのさまざまな課題を解決する」とTown eMotionの目的を位置付けています。
今回のイベントは、筑波大学やつくば市など産官学で連携する「つくば3Eフォーラム」とのコラボイベントになりました。
つくば3Eフォーラムは、「つくばエコシティ構想に基づいて、つくば市の省エネルギー・低炭素の科学都市としての構築する研究に取り組む」ことを目的としています。
今回のイベントでは、欧州で普及している車体前部に大きな荷室をもつ電動アシスト三輪車など、日本ではあまり目にしない、人力を主な動力とするモビリティを来場者が気軽に試乗することができました。
ただし、ヤマハ製4輪車の新しいモビリティの姿はありませんでした。
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