900万円超え「爆速仕様」も設定! 最強コンパクトスポーツのメルセデス「AクラスAMG」が改良 「A35」は電動化へ

メルセデス・ベンツ日本は2023年4月26日、コンパクトモデル「Aクラス」のスポーティモデル「AMG A35 4MATIC」「AMG A45 S 4MATIC+」を改良し、発売しました。

「Aクラス」のAMGモデルが改良 A35は電動化

 メルセデス・ベンツ日本は2023年4月26日、コンパクトモデル「Aクラス」のうち、スポーティモデルである「AMG A35 4MATIC(以下A35)」「AMG A45 S 4MATIC+(以下A45)」の改良を行い、発売しました。
 
 A35は5ドアハッチバックと4ドアセダンが、A45がハッチバックのみが用意されます。

「A45」はエンジンを改良 「A35」は電動化
「A45」はエンジンを改良 「A35」は電動化

 Aクラスは1997年から販売されており、メルセデスの中でもエントリーモデルに属します。

 現行型は4代目で、2018年に登場。メルセデスのデザイン思想「Sensual Purity(官能的純粋性)」をさらに高め、前輪駆動を採用するコンパクトな2ボックスデザインをベースにサイズやプロポーションを最適化しました。

 また、メルセデスとして初めて新開発の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載。学習機能付きAIにより、会話するようにエアコンやナビなどを操作することが可能です。

 2019年には4ドアセダンボディのAクラスセダンが登場。前輪駆動プラットフォームでは初のセダンモデルとなりました。

 なかでも、A35・A45はともにメルセデスのハイパフォーマンスモデル「AMG」シリーズで、A35は2019年8月に、A45は2019年10月にそれぞれ発売されています。

 今回は、A35のパワートレインを電動化し、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」に48V電気システムを採用しました。

 回生ブレーキなどにより発電した電気を、約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、エンジン始動のほかに、加速の補助や素早いギアシフトなどに応じて、最大トルク160Nmの動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げたといいます。

 搭載されるエンジンは最大出力306馬力・最大トルク400Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンで変わりなく、8速デュアルクラッチトランスミッションと四輪駆動システム「4MATIC+」を採用していることも同一です。

 A45は、2リッター直列4気筒では世界最高スペックを誇るという、最高出力421馬力・最大トルク500Nmを発生するターボエンジンに変更はありませんが、新たに可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用することで、トルク発生が自然吸気エンジンに近い特性を実現。

 さらに、レスポンスや吹け上がりの改善も行い、レブリミットも7200rpmへと高く設定するなど、エンジン特性に手が加えられています。

 また今回、両モデルではエクステリアの刷新も行われ、新タイプのヘッドライト・テールライトの採用や前傾デザインのフロントエンド、スポーティで安定感を与えるリアディフューザー形状に変更。

 加えて、A35ではAMGモデルに共通する縦ルーバーの専用フロントグリルを装備しました。

 そのほか、インテリアではステアリングのデザインを刷新し、シート材料はリサイクル素材由来のものへと変更。ナビゲーションシステムもフラッグシップモデル「Sクラス」などに採用している最新世代にアップデートしました。

 新型AMG A35 4MATICの価格(消費税込)はハッチバックが754万円、セダンが761万円で、AMG A45 S 4MATIC+は922万円に設定されます。

 なお、全車右ハンドルのみの用意です。

【画像】400馬力超えの「最強ホットハッチ」が進化! メルセデス「Aクラス AMG」を画像で見る(25枚)

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