ズルい? 合流地点で先頭まで行く「ファスナー合流」 勘違い多いが実は正しい「合流方法」推奨の理由は?
「渋滞の名所」東名横浜町田もファスナー合流促進
合流部の渋滞緩和に役立つファスナー合流ですが、東京近郊エリアの渋滞ポイントである東名高速道路下り線の横浜町田IC(横浜市緑区)でも、ファスナー合流を促進させる改良工事が行われ、2022年11月19日の午前6時から運用を開始しました。
改良内容は、横浜町田ICから東名下り線への合流時に、加速車線(合流車線)を0.5km伸ばすことによりスムーズな合流を行えるようにし、さらに合流方法も変更しています。
加速車線は2車線ありましたが、本線への合流部では同じ箇所で途切れるため、左と右の加速車線で交差が発生し、交通の乱れが発生していたといいます。
改良により、右の加速車線は比較的手前で途切れるようにするとともに矢印を用いて加速車線を使い切るように案内し、さらに左は延伸部をフルに使うように案内することで、それぞれの加速車線を使い切って合流するのを促すよう変更されました。
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SNSなどでは「安全性、合理性も含めて推奨されるべき」「早く定着してほしい」という声も多く見られている一方で、「ジッパー合流はじめて知った!」「今まで知らなかった」といったユーザーもおり、さらには「渋滞の先頭まで行くクルマ、ズルい」など、ファスナー合流はあまり認知されておらず、反対に「悪」であると認識するユーザーもいるようです。
渋滞時では先述の通り、効果があったとする試験結果が公表されていることや、横浜町田ICのように改良工事でファスナー合流を促進する取り組みも進んでいることから、積極的に活用したほうが良いと言えます。
また、この合流方法は、あくまで渋滞しているときに有効な渋滞方法ですが、高速道路に加え一般道などでの合流する際も応用できる方法だと考えられます。
長期連休では渋滞も悪化し、我先にと自分本位なドライバーが増えてしまう傾向にありますが、お互いに譲り合い精神を持つという原則のもと、多くのドライバーがファスナー合流を知っておくと、気持ち良いドライブが楽しめるかもしれません。
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