「外した冬タイヤ」“横置き”VS“縦置き”どっちがいい? 実は条件によって異なる「タイヤの保管方法」とは

暖かくなってきたことで、スタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替える方も多いかもしれません。外したスタッドレスタイヤは、縦置きもしくは横置き、どちらで保管すれば長く使えるのでしょうか。

外したタイヤ、横積みVS縦積みどっちがいいの

 2023年も5月に入り、気温も暖かくなってきました。スタッドレスタイヤが必要のない地域も多くなり、外して保管というユーザーも増えてくる時期です。
 
 ところでクルマから取り外したタイヤを保管する時には、縦積みもしくは横積み、どちらの方法で置くのが適切なのでしょうか。

冬に活躍したスタッドレスタイヤどのように保管すればいい?(画像はイメージ)
冬に活躍したスタッドレスタイヤどのように保管すればいい?(画像はイメージ)

 雪道で活躍したスタッドレスタイヤですが、季節が進めば雪が溶け凍結路面もなくなるため、夏タイヤに戻し、取り外したスタッドレスタイヤを自宅で保管するユーザーも多いでしょう。

 各タイヤメーカーによると、スタッドレスタイヤは、適切に保管すれば3シーズン程度は問題なく使えるといわれています。

 では、保管時の“置き方”は、縦積みと横積みのどちらが良いのでしょうか。これは、ホイール付きで保管するのか、ホイールを外して保管するのかによっても異なります。

 まずホイール付きの場合、空気を少し抜いた状態で“横置き”にすることが推奨されます。

 これは、ホイールがついている場合、ホイールの重量が重いため、縦積みで保管するとホイールの重さが接地する面に集中してしまい、タイヤが変形してしまう可能性があるためです。

 逆にタイヤのみで保管する場合、“縦置き”が推奨されます。

 なぜなら横置きで保管すると、トレッド面(地面に接地する部分)と比較し強度の弱いサイドウォール(タイヤの側面部分)同士が接触し、一番下に置かれたタイヤに負荷が集中して、変形の原因となるためです。

※ ※ ※

 タイヤの状態を良好に保つためには、置き方だけでなく「保管前の洗浄」や、「直射日光(紫外線)や湿気の影響を避けること」も重要です。

 タイヤも安くはない製品のため、買い替えスパンを少しでも長くしたくなるもの。安全で丁寧な運転でタイヤを早く使い切ってしまわないこと、そして適切な保管方法を心がけることで、お財布にも優しくクルマを維持することができます。

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