トヨタ「ピクシス」2車種が「値上げ」実施 100万円以下グレードも減少 資材高騰により7月生産分から価格改定へ
トヨタは2023年4月21日、軽商用車「ピクシス バン」と軽トラック「ピクシス トラック」が7月生産分から価格改定することを発表しました。
トヨタの「軽商用車」シリーズも値上げへ 資材の高騰が理由
トヨタは2023年4月20日、軽商用車「ピクシス バン」と軽トラック「ピクシス トラック」の価格改定を発表しました。
改定は7月生産分から実施されます。
ピクシス バンは2011年12月から販売されているトヨタ初の軽商用車で、ダイハツ「ハイゼット」のOEM車です。
2021年にベースのハイゼットが11代目の新型へとモデルチェンジされたことで、ピクシス バンも2代目となりました。
2代目の現行モデルではボディをスクエア化することで、クラストップレベルの積載スペースを実現したほか、新開発のCVTの採用による低燃費性・発進性・静粛性を向上。
さらに、衝突被害軽減ブレーキの設定による安全性能の向上や、電子制御4WD・パワースライドドアを新たに設定するなど使い勝手を改善させています。
現在の価格設定は104万5000円から160万6000円に設定されていますが、新価格は110万円から168万3000円と、グレードにより5万5000円から7万7000円の値上げとなります(いずれもに消費税込)。
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ピクシス トラックはピクシス バンと同時に登場した軽トラックで、ダイハツ「ハイゼット トラック」のOEM車です。
現行モデルは2014年に登場した2代目で、荷台フロア長2030mmを確保し、高い積載能力を実現したほか、新プラットフォームの採用により広い室内空間などを実現したといいます。また、防錆性能を高めるとともに、錆保証期間を延長しました。
現在の価格設定は90万2000円から134万2000円ですが、新価格では96万2500円から140万8000円となり、6万500円から6万6000円値上げされます。
ピクシス トラックには100万円以下のグレードが3タイプありましたが、価格改定により「スタンダード(スマートアシスト非装着車)(5MT・2WD車)」のワングレードへと減少しました。
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今回の価格改定の理由についてトヨタは以下のようにコメントしています。
「ピクシス バン、ピクシス トラックのOEM供給元であるダイハツ工業からの供給価格改定に伴うもので、資材などの高騰を受け、自助努力だけではコスト増加分の吸収が難しい中、将来にわたりお客様に継続的な商品のご提供を目指すために実施するものです。
お客様には、日ごろのご愛顧に感謝申し上げるとともに、この度の価格改定につきご理解賜りますようお願い申し上げます」
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