「カーナビが海を走っている…」経験ある? なぜ「現在地」がズレる? 直す方法はあるのか
カーナビを使っていると地図上の現在地(自車位置)がズレていることがあります。なぜカーナビの現在地はずれてしまうのでしょうか。
なぜカーナビの「現在地」はズレるのか?
クルマを運転しているとカーナビが示す現在地(自車位置)がズレていることがあります。
なぜカーナビの現在地はずれてしまうのでしょうか。

カーナビの現在地(自車位置)が、道路から外れた場所に表示されたことはあります。
例えば、幹線道路を直進しているのに、道路のないところを走っていることになっているなどです。
ナビゲーション中に自車位置がずれると、音声案内が検討違いになることもあります。
結論から言えば、自車位置がずれてしまうのは、「GPS衛星からの信号が正確に受信できていないから」です。
そもそもカーナビは、GPS衛星から発信される電波を受信器でキャッチして、自車の位置情報を入手しています。
ここに、ジャイロセンサーによる向き、走行スピードなどの諸情報を組み合わせ、自車がどこにあるのかを正確に特定します。
そのため、大元である「GPS衛星信号」がうまく受信できていないと、自車位置が正しく特定できず、地図上の表示もずれてしまうのです。
信号が正確に受信できない理由としては、「電波が車に届く前に遮られている」、「電波が受信機(GPSアンテナ)の手前で遮られている」の2つ主にが考えられます。
GPSの信号は基本的に屋外であれば問題なく届きます。
しかし、トンネル内や高速道路の高架下、立体駐車場といった、「上に遮るものがある」という環境では、信号が正しく受信できにくくなります。
また、高いビルに周囲が囲まれている状況でも、反射が原因でGPS信号が受信できないケースがあります。
さらにGPS信号は問題なくクルマまで到達しているものの、そこから受信機まで届いていない可能性があります。
例えば、クルマのAピラーなど金属に信号がちょうどさえぎられる状況になっているといったケースです。
他にも、受信機がダッシュボード内などに設置している場合も、信号が上手く受信できなくなります。





















