1800馬力の「爆速マシン」発表! 世界最速目指す新型「直線番長」!「マスタング・スーパーコブラジェット1800」のプロトタイプ、米に登場
2023年4月13日、フォードは最高出力1800馬力を発揮する新型「マスタング・スーパーコブラジェット1800」のプロトタイプを発表。このクルマで、ドラッグレースの世界記録を狙うといいます。
1800馬力の爆速マシン登場! 世界最速記録を目指す
2023年4月13日、アメリカの自動車メーカー「フォード」は、最大1800馬力を出力する「マスタング・スーパーコブラジェット1800」のプロトタイプを発表しました。この車両で、電気自動車におけるドラッグレースの世界記録更新を目指すといいます。
その性能とはどのようなものなのでしょうか。
マスタングは、フォードが製造販売するスポーツクーペです。
その初代モデルは、1964年に開催されたニューヨーク万国博覧会で世界初公開。以来、1974年、1979年、1994年、2005年と代を重ね、2014年登場の現行6代目に至るまでその歴史は58年と長きにわたります。
2022年9月14日に約8年ぶりのモデルチェンジが発表され、その最新7代目が2023年夏に発売される予定です。
なお、日本ではフォード・ジャパンが輸入販売していましたが、2016年9月の同社撤退後は正規販売がなく、一部並行輸入業者が販売するのみとなっています。
そんなマスタングですが、2021年、フォードは6代目をベースとした「マスタング・スーパーコブラジェット1400」を発表しています。このクルマは、ドラッグレースの大会に参加し、フルボディの電気自動車における4分の1マイル(約400m)の世界最速記録8.128秒を達成しました。
今回発表されたマスタング・スーパーコブラジェット1800は、その記録を再度塗り替えるため作られたモデルです。その速さを実現するため、同じく6代目モデルをベースとしフォードのレーシング部門である「フォード・パフォーマンス」が設計を担当しました。
パワートレインは、以前と同じ4つのPN-250-DZRインバーターと2つのDS-250-115モーターを搭載。システム全体で最大1800馬力を出力します。
また、トランスミッションは新しいリバティーズ製のものを採用。MLe Racecarというレーシングチームとの協力によって、制御システムの改良も実施されています。
さらに、車体重量は数百ポンドの軽量化に成功。スペックだけを見ると、十分に記録更新が期待できそうな車両に仕上がっています。
ドライバーは、MLe Racecarの創設者でもあるパット・マッキュー氏が務めます。
スーパーコブラジェット1800は、電気自動車としての新記録を目指すだけでなく、今年後半に開催されるNHRAイベントで、電気自動車の0-60mphでの最速記録と0-60マイルでの二輪駆動電気自動車の最速記録を目指すといいます。
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