スバル新型「インプレッサ」は車格が上がった!? 新旧乗り比べでわかった新型のスゴさとは?

スバル新型「インプレッサ」のプロトタイプモデルをさっそく試乗しました。従来型に比べて、新型インプレッサはどう進化しているのでしょうか。

従来型も良いけど、新型はもっと良い!?

 長い前置きになったが、発売前ということもあり、新型インプレッサ(プロトタイプ)と従来型インプレッサをクローズドのサーキット(袖ケ浦フォレストレースウェイ)で試乗した。いずれも2リッターe-BOXERです。

 従来型でコースインすると「やっぱりいいね!」。従来型のインプレッサは2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したクルマということもあり、よく出来ている。これといった不満なし。むしろシャープだしキビキビ曲がってくれる。

スバル新型「インプレッサ」(プロトタイプ)
スバル新型「インプレッサ」(プロトタイプ)

「スバルよ、新型へのハードル上げてどうする!」と思いながら新型インプレッサに乗る。コースインして徐々にペースアップしていくと「なるほど。そういうことね!」。クルマとしての余裕がワンランク上がっている感じだ。

 従来型からパワーが上がっていないのに、車体のキャパシティは同じプラットフォームを使う2.4リッターターボの「WRX S4」と同じ。路面からの入力や、横方向のGを加えても動じない。完全にボディがエンジンパワーに勝っている。

 もはや圧勝状態で、どんな運転をしても同じ挙動しかしない。具体的にいえば、コーナーに高い速度で進入したらジンワリとアンダーステアが出て、そうなると車体のセンサーでパワーを落とす制御が入り、すぐに何ら問題のない速度で曲がってしまう。

 それじゃ、とばかりアクセル踏んでも、トラクションコントロールと横滑り防止装置がカンペキに稼働して普通に走れてしまうのだ。

 新型インプレッサではFWD(前輪駆動)もAWD(全輪駆動)も試してみた。AWDのほうが多少穏やかながら、基本的には激しい挙動など出ない。エンジンフィールも従来型よりワンランクマイルドになっている。

 こうなると、今回試せなかった、お買い得な2リッターの純エンジン車が気になってきます。もし新しいインプレッサの購入を考えているのなら、ぜひ純エンジン車も試してみたらいい。きっと元気良いです。

【画像】これが新型「インプレッサ」! アグレッシブなデザインを写真で見る(52枚)

【買取査定】スバル車が高く売れる!?(外部リンク)

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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