昼間はタクシーが割安に 交通不便地域で「住民の足」確保の実証実験
交通が不便な地域で住民の移動手段を確保するため、昼間にタクシーを割安で利用できるようにする実証実験が行われます。
タクシー事業者と自治体が連携
国土交通省は2017年1月26日(木)、交通が不便な地域などで住民の移動手段を確保するため、閑散時間帯にタクシーを割安で利用できるようにする実証実験を行うと発表しました。
期間は2月1日(水)から3月31日(金)まで。実施地域は茨城県水戸市の国田地区で、住民2500人あまりが対象です。タクシー事業者と自治体が連携して行います。
実証実験では、タクシー2台を国田地区に配置。利用者は、路線バスの運行がない午前10時から16時までの時間帯にタクシーを予約し、利用します。国田地区の住民は、市役所や病院、バスターミナルなど指定された目的地へは、1回につき片道500円または1000円での利用が可能です。
国土交通省は実証実験でのアンケート調査の結果や運賃収入面の影響、本格導入に向けた課題などを検証し、地域のニーズに合った公共交通機関の導入について検討を行うとしています。
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提供:乗りものニュース