超コンパクト! 全長4m以下のホンダ「コンパクトセダン」が大人気!? MTもある「アメイズ」なぜ印市場で愛されるのか
2023年4月5日、ホンダのインド法人は、コンパクトセダン「アメイズ」が同市場に導入されてから10年を迎えたと発表しました。過去10年間で530万人以上の顧客を獲得したといいますが、なぜインド市場で受け入れられたのでしょうか。
4m以下のコンパクトセダンが人気?
2023年4月5日、ホンダのインド法人は、コンパクトセダン「アメイズ」が同市場に導入されてから10年となり、その間に530万人以上の顧客に納車されたと公表しました。
現地で愛されるアメイズとは、どのようなクルマなのでしょうか。
アメイズは、ホンダが展開するコンパクトセダン。初代モデルは、2013年に登場、2018年に2代目となる現行モデルが誕生しました。
特徴的なのは、そのボディサイズ。全長3995mm×全幅1695mm×全高1495-1501mmと、日本でもなかなかみられない、全長4m以下のとてもコンパクトなセダンに仕上がっています。
デザインも全長4m以下に抑えるために切り詰めたような形状となっており、最大限車室空間を確保するためか、外観から見る限りはトランク部分がとても短くなっています。
インテリアは、シンプルながら豪華な印象のデザイン。コンパクトなサイズ感を感じさせない開放的な印象の室内空間を演出しています。
パワートレインは最高出力90馬力・最大トルク110Nmを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションは、5速MTもしくはCVTを選択可能です。
価格は、69万9000インド・ルピー(約113万円)からです。
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ホンダのインド法人でCEOを務める津村拓也氏は、アメイズが10周年を迎えたことについて、以下のようにコメントしています。
「アメイズが10年という節目を迎え、インド市場で530万人を超えるお客様に愛される存在になることができました。
このクルマは、ブランド力、大胆なスタイリング、優れた性能、耐久性、品質、安全性、快適性など、お客様に『ワンランク上のセダン体験』を提供する、当社のポートフォリオの中でも戦略的なプレミアムエントリーモデルとなっています。
アメイズが当社のインドでのビジネスに大きく貢献し、当社のラインアップの中で最も売れているモデルになったことを嬉しく思います」
ホンダがインドで販売するクルマのうち、アメイズの販売台数は53%を締めているといいます。
ホンダのインド法人にとって主力といえるアメイズですが、前述の通り4m以下に切り詰められたようなデザインをしています。
ここまで切り詰められているのは、インドの税制が関係しており、全長が4m以上のクルマは購入時より多くの税金がかかってしまうため、全長4m以下に抑えられているのです。
日本で、全長4m以下のクルマとなればハッチバックが選ばれそうですが、インドでは“セダン”形状が人気なようです。
セダンが好まれるが税制の関係で4m以上にできない…そんな事象で生まれたクルマがホンダのみならず、インドではスズキなどあらゆるメーカーから販売されています。
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