トヨタ渾身の「和製スーパーカー」! 3人乗れるド迫力ボディに「ガルウィングドア」採用で世界も大注目!「アレッサンドロ・ボルタ」の正体とは?

2004年のジュネーブモーターショーでは「トヨタ渾身のスーパーカー」だと話題になった「アレッサンドロ・ボルタ」がお披露目されました。どのようなクルマだったのでしょうか。

先見の明ありすぎ! トヨタのスーパーカーは「ハイブリッド式」

 2023年10月26日から11月5日まで、「東京モーターショー」改め「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」が開催されますが、モーターショーば、未来のモビリティやこれから市販される可能性のあるコンセプトカーがお披露目される場として注目されています。

 これまで、国内外のモーターショーに出展されて話題になったモデルにはどのようなものがあったのでしょうか。
 
 今回は、2004年にスイスで開催された「ジュネーブモーターショー2004」でトヨタが世界初公開した「アレッサンドロ・ボルタ」を紹介します。

トヨタのハイブリッド・スーパーカー「アレッサンドロ・ボルタ」
トヨタのハイブリッド・スーパーカー「アレッサンドロ・ボルタ」

 アレッサンドロ・ボルタは、トヨタが培ってきたハイブリッド技術と走行性能を高度に両立させたスーパースポーツカーのコンセプトモデルで、環境に優しいハイブリッドシステムを搭載した未来のスポーツカーに向けた研究の一環として開発されたといいます。

 その車名は、1800年代に世界で初めて電池を発明したイタリアの物理学者「アレッサンドロ・ボルタ伯爵」に由来し、ボディのスタイリングもイタリアの著名なデザイン工房「イタルデザイン・ジウジアーロ」が担当しました。

 アレッサンドロ・ボルタのパワーユニットは、3.3リッターV型6気筒エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせて最高出力402馬力を発揮。

 これを車体中央に搭載し、前後の車軸それぞれにモーターを取り付けて四輪を駆動する「4WD」の駆動方式を採用していました。

 車体にはカーボン素材を使用することで徹底した軽量化が図られ、わずか1250kgの重量を達成。停止状態から4.06秒で100km/hに到達する加速力と、250km/hを上回る最高速度を実現したといいます。

 ボディサイズは全長4358mm×全幅1925mm×全高1145mmとワイド&ロー。イタルデザインの手掛けた楔型のフォルムは、未来的でありながらも躍動感と情熱あふれる迫力のスタイリングです。

 垂直に開くいわゆる「ガルウィングドア(正式名称:シザードア)」やサイド出しのマフラーなど量産車ではなかなか見られない装備の数々が、アレッサンドロ・ボルタが特別なクルマであることを主張しており、世界の名だたるスーパースポーツカーと並べても全く遜色の無い風格を漂わせていました。

 また、インテリアは横一列に3人が乗車できる斬新な3シーター構造で、さらにステアリングと操作ペダルは自由に左右スライドが可能。どの座席に座っても運転できるというユニークな構造も当時話題でした。

※ ※ ※

 トヨタの技術を集めたハイブリッド・スーパースポーツカーだと期待の高まったアレッサンドロ・ボルタですが、2023年時点でも販売される見込みはありません。

 しかし、電動あるいはハイブリッドシステムを搭載したスーパースポーツカーが一般的となった現在から振り返ると、高出力が命題のスーパースポーツカーに環境負荷低減の意識を取り入れたアレッサンドロ・ボルタの構想は、2004年当時としては異例とも言える先進的なアイデアだったと気付かされるのではないでしょうか。

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5件のコメント

  1. 一言でいうとダサい!

  2. ガルウィングとシザーズは全く別物。
    間違った名称をタイトルに載せて、記事内にカッコ書きで正式名称を付け加えるのはオカシナ記事。

  3. ガルウイングじゃないやん嘘見出し

  4. トヨタはウソ記事当たり前だからいやなんだよ。

  5. なんだろう

    これが猛牛や跳馬ならカッコイイなとか、スタイリッシュやなとか思うんだが

    ヨタのエンブレム付いた途端にチープになってしまう…

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