圏央道から外房へ…「茂原一宮道路」2023年度に延伸 “サーフィンの聖地”もアクセス向上!
圏央道から外房を目指す茂原一宮道路が、2023年度に延伸する予定です。
圏央道の茂原長南ICに接続
千葉県内の圏央道と外房を結ぶ茂原一宮道路が、2023年度に延伸します。
茂原一宮道路は、千葉県の長南町から茂原市などを通り、外房の一宮町までを東西に結ぶ路線です。国道409号に指定されており、「長生グリーンライン」という愛称が付いています。また、一宮町の南のいすみ市へと至る地域高規格道路「茂原・一宮・大原道路」を構成します。
並行する現道(国道409号・128号)の混雑を緩和するとともに、圏央道の茂原長南ICと接続し、首都圏と外房地域の連携を強化する役割を担います。
全長12.2kmのうち、現在は茂原長南ICの前後2.2kmのみが開通。そして2023年度には、現在の終点の長南町坂本から茂原市台田(県道27号茂原大多喜線)までの2.5kmが延びる予定です。
なお、残りの区間も事業化されています。道路は幅員9.5m、車道2車線、設計速度60km/hで整備される計画です。
一宮町まで開通すると、茂原長南ICから釣ヶ崎海岸(一宮町)までの所要時間は現在の半分ほどの約22分に短縮するといいます。
九十九里浜の南端に位置する釣ヶ崎海岸は“サーフィンの聖地”として知られており、2013年の圏央道開通後、訪問客も増加傾向といいます。2021年の東京五輪ではサーフィンの競技会場にもなりました。県は道路整備によりアクセス性が向上し、観光振興にも寄与すると見込みます。
ちなみに茂原一宮道路は一宮町が終点ですが、茂原・一宮・大原道路としてはその先のいすみ市まで延びる計画があります。
そしてさらにその先も、鴨川市まで「鴨川・大原道路」、館山市まで「館山・鴨川道路」が高規格道路の計画として存在。沿線の各自治体などはこれらの計画の早期実現に向けた取り組みを進めています。
高規格道路の開通で外房エリアも車で楽に行ける時代が間近に迫りますが
館山道全線開通の煽りを受けて、内房線の特急さざなみが消滅したの同様の事が、外房線のわかしおや、総武本線のしおさいが淘汰されて無くなるのも現実になって来る日が近いでしょうね