マツダが新型「ロータリーマシン」を日本初公開! 11年ぶりに復活で実車を展示へ 発売は間近か

マツダは4月14日から開催される「オートモビル カウンシル 2023」に、ロータリーエンジン車など4モデルを出展することを発表しました。1月に世界初公開された「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」も国内初披露されます。

テーマは「ロータリーの可能性の追求と新しい価値への挑戦」

 2023年3月31日、マツダは4月14日から3日間開催される自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2023(以下、オートモビル カウンシル 2023)」に出展すると発表しました。
 
 日本初公開となる「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」をはじめ、ロータリーエンジン車など4モデルを展示します。

新開発ロータリーエンジンを搭載した「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」
新開発ロータリーエンジンを搭載した「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」

 2016年から開催されているオートモビル カウンシルは「日本に自動車文化の創生を図ること」を目的に、往年の名車と最新モデルが一堂に展示されるイベントです。

 マツダは「日本に自動車文化を育みたい」という共通の想いとともに、今回で7回目の出展を行います。

 マツダブースの2023年出展テーマは「ロータリーエンジンの可能性の追求と新しい価値への挑戦」。

 1月に開催されたベルギー・ブリュッセルモーターショーで世界初公開された「MX-30 e-SKYACTIV R-EV(欧州仕様車)」を国内初披露します。

 MX-30 e-SKYACTIV R-EVは、ロータリーエンジンを発電機として使用するマツダ独自のプラグインハイブリッドモデルです。

 17.8kWhのリチウムイオンバッテリーやモーターと組み合わされ、85kmのEV走行距離[欧州WLTPモード]を備えるほか、ロータリーエンジン発電による長距離走行も可能としています。

 一方、歴史的モデルとして、3モデルも展示されます。

 赤いボディが鮮烈な印象の「コスモAP(Anti Pollution)」は、公害対策や環境など、自動車に対する社会的要求が高まった1970年代に、排ガス規制の先陣を切って投入した市販モデルです。

 4ドアのロータリースポーツ「RX-8」をベースに造られた「RX-8ハイドロジェンRE」は、マルチフューエルに対応可能なロータリーエンジンの特性を活かし、燃料多様性に挑戦した水素ロータリーエンジン車です。

 そして、1981年秋の東京モーターショーに出展された「MX-81」も展示されます。

 車名に「MX」を採用した第一弾モデルとなった記念すべきコンセプトカーで、当時製作を手掛けたイタリアのカロッツェリア(デザイン工房)であるベルトーネ社が、2021年にレストア整備したものです。

※ ※ ※

 オートモビル カウンシル 2023は、幕張メッセ(千葉市美浜区)で、4月14日から4月16日に開催されます。

 新型車やヘリテージカーの展示、及び販売などが行われる予定です。

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