約800万円超えのトヨタ新「高級セダン」登場! 購入時は約200万円分の燃料もプレゼント!? 先進運転支援強化の新「MIRAI」北米で発表

北米トヨタは2023年3月23日(現地時間)、2023年モデルとなる新「MIRAI(ミライ)」を発表しました。

先進運転支援を強化した新「ミライ」北米で登場

 北米トヨタは、燃料電池車(FCV)の新「MIRAI(2023年モデル・以下ミライ)」を発表しました。
 

先進運転支援を強化した「新MIRAI」登場
先進運転支援を強化した「新MIRAI」登場

 ミライは2014年に登場したFCVで、水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し走行します。走行時にはCO2(二酸化炭素)や環境負荷物質を排出せず、「究極のエコカー」だといいます。

 現行型は2代目となり、2020年12月に登場。北米でも同時期に発売されています。

 プラットフォームにはトヨタ「クラウン」やレクサス「LS」などと同様のFR(後輪駆動)大型車に用いられるTNGA GA-Lを採用しました。

 先代はFF(前輪駆動)でしたが、現行モデルではFRとすることで動力性能が上がり、重量配分は理想とされる50:50を実現。ハンドリング性能も向上しています。

 全体的に高級セダンへとシフトしたほか、乗車定員を先代の4人から5人に増加し、さらなる航続距離の延長も図りました。

 デザインはクーペタイプの流麗なボディとなり、インテリアもフラッグシップモデルとしてのラグジュアリーさと開放感を兼ね備えたものとなっています。

 先進運転支援機能は「トヨタ セーフティ センス 2.5+」採用し、全車速のレーダークルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、リアクロストラフィックアラート付きブランドスポットモニターを装備。

 今回北米で登場する2023年モデルは「リミテッド」グレードでトヨタの高度先進運転支援システム「トヨタ チームメイト」を設定します。

 トヨタ チームメイトはドライバーがいつでも操作可能な状況下において、加速・ブレーキ・ステアリングを制御し、ハンズフリー走行も可能となるほか、自動駐車機能も備えています。

 また、マルチメディアシステムは新たにOTA(Over-The-Air)に対応することで様々なアップデートが可能となり、音声アシスタントによってエアコンの温度を調整する機能やオーディオを操作する機能も利用できるようになりました。

 北米で展開されるミライ 2023年モデルの価格は、4万9500ドル(約646万円)から6万6000ドル(約861万円)となり、購入時は最大1万5000ドル(約196万円)相当の水素が無料で提供されます。

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