トヨタ「新タクシー」をお披露目!? 黄&緑の奇抜カラーに注目集まる! なぜ「JPNタクシー」がタイに現れたのか
タイでも「ジャパンタクシー」と呼ぶの? それとも「タイタクシー」なの?
ところで、タイでも車名は「JPNタクシー」として販売するのか、それとも「タイタクシー」になるのか。
気になるところですが、展示車両の名前はそのどちらでもなく「LPG HEVタクシーコンセプト」。
市販時には変更される可能性もありますが、現時点では割とあっさりした名前です。
また、車名からもわかるようにパワートレインはLPGを燃料とするハイブリッド(THS)で、それはJPNタクシーと変わりません。
また、日本のタクシーと同様にガソリンではなくLPG(液化石油ガス)を燃料とすることはいまバンコクを走っているタクシーと同じです。
実はJPNタクシーは、日本発売前(2016年頃)からタイの公道で走行テストする姿が目撃されていました。
その姿を目撃したクルマに詳しい人は「なぜタイで発売前のJPNタクシー?」と疑問に思っていたようですが、そのころからタイ導入計画があったのかもしれません。
ところで現在のバンコクのタクシーはどのような車種が多いかと言えば、ほぼトヨタ車です。
しかもそのほぼすべてが「カローラ」。
それは言い換えれば、トヨタがタクシー向け車両を切り替えればどんどん「JPNタクシー」ならぬ「LPG HEVタクシー」が増えていくということを意味します。切り替えると、どんどん置き換わっていくことでしょう。
大都市においてタクシーは「街の風景の一部」と言われ、タクシーがカラフルなバンコクはさらにその傾向が強いかもしれません。
そんなバンコクにおいて、トヨタの新型タクシーは街の風景を大きく変えることになりそうです。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
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