若者の事故なぜ多い? 高齢者だけじゃない「クルマの事故」若い世代が起こしやすい背景は
若い世代によるクルマの事故は、実際に多いのでしょうか。また、若者の起こす事故はどのような傾向があるのでしょうか。
若い世代が起こす事故の特徴とは?
若い人が運転するクルマの大事故はたびたび報道されていますが、実際のところ事故は多いのでしょうか。また、若い世代の事故にはどのような特徴があるのでしょうか。
2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳へと変わりました。
しかし、年齢の引き下げによっていきなり若い人たちの性質が変わるわけではなく、クルマの運転に関しても20歳に満たない若い世代の大事故がたびたび発生しています。
最近では、2022年11月に千葉県富津市で起きた17~18歳の男女3人が死亡する交通事故について、富津署が事故当時クルマを運転していた18歳の女子高校生を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死)の疑いで逮捕したと報じられました。
また、2021年には福島県いわき市で、18歳の男子専門学校生が運転するクルマが橋の欄干に衝突して6人が死傷する事故が発生。
2019年にも埼玉県鴻巣市で、18歳の男子高校生が運転するクルマがガードレールに衝突して4人が死傷するなど、比較的若い世代による痛ましい事故が相次いでいます。
警察庁の統計資料「原付以上運転者(第1当事者)の年齢層別免許保有者10万人当たり交通事故件数の推移」によると、2022年中、16~19歳のドライバー10万人当たりの事故件数は1039.2件と全世代で最も多く、次いで多い20~24歳の597.2件と比べても事故を起こしやすい傾向にあることが分かります。
ちなみに高齢者の事故件数は、65~69歳299.1件、70~74歳341件、75~79歳372.1件、80~84歳423.4件、85歳以上498.4件という結果であり、10万人当たりの統計では高齢者よりも若い世代の方が事故を起こす確率が高いといえるでしょう。
では、なぜ若い世代は交通事故を起こしやすい傾向にあるのでしょうか。
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