若者の事故なぜ多い? 高齢者だけじゃない「クルマの事故」若い世代が起こしやすい背景は
若い世代が交通事故を起こしやい原因は?
若い世代が交通事故を起こしやい原因としてまず考えられるのは、「クルマの運転期間が短く、運転技術が未熟である」ということです。前述した千葉県富津市の事故や埼玉県鴻巣市の事故などでは運転手がいずれも1年以内に免許を取得したばかりの初心運転者だったことが明らかになっています。
運転経験が少ないと、「クルマが路地から飛び出してくるかもしれない」「前を走っているクルマが急に止まるかもしれない」など危険を予測しながら運転する能力が身に付いていなかったり、とっさの運転判断を誤ってしまったりする可能性があります。
次に、「交通ルールを守るという意識が低い」ことも事故を起こしやすい原因といえます。警察庁が公表している統計「原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別・年齢層別免許保有者10万人当たり交通事故件数」では、16~19歳のドライバーが事故時に交差点安全進行義務違反やスピード違反、一時不停止、信号無視などの違反をした件数が他の世代と比べて多くなっています。
その結果、ほかのクルマと出合い頭に衝突する、スピードを出し過ぎてクルマが制御不能になるなどして大事故を招く可能性があるといえるでしょう。
若い世代の交通ルールに対する意識が低いのは、単純に自分の運転が交通違反になることを知らなかったり、「急にクルマが出てきても自分は回避できる」といった自信から、交通違反が事故につながる危機感が薄いという理由も考えられます。
さらに「スリルを楽しみたい」「同乗する友達の前でカッコ良く運転したい」という理由からスピードを出すケースもあり、自分の欲求や見栄を優先する傾向にあることも原因といえます。
交通事故を起こさないためには、まず自分が初心者であるという認識を持ち、安全確認をしながら慎重に運転することが重要です。
一人での運転が不安な場合には、運転経験の長い人に同乗してもらって指導を受ける、最初は自宅の近所など短い距離から練習をしてみるなどの工夫をすると良いでしょう。
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若い世代による交通事故の原因には、運転技術の未熟さや遵法意識の低さなどが挙げられます。自分の運転によって他の人を巻き込む可能性があること、事故の内容によっては自分の人生に大きな影響を与えることなどをしっかりと想像し、交通ルールを守って安全に運転することが非常に大切です。
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