国道294号「福良バイパス」22日に一部開通 大型車泣かせの宿場町「直角カーブ」が解消 白河~会津の「斜め」路線
国道294号「福良バイパス」の一部区間が、2023年3月22日に開通します。
全長2.2kmのうち1.1kmが開通
福島県は2023年3月9日、郡山市湖南町で整備を進めてきた国道294号福良(ふくら)バイパスの一部区間が、22日15時に開通すると発表しました。
国道294号は千葉県柏市から茨城県と栃木県を経由して福島県会津若松市に至る道路です。
福島県内では、県南地域と会津地域を結ぶ重要路線ですが、途中の郡山市湖南町福良地区の現道は白河街道の宿場町の道筋を受け継いでいることもありクランク(連続する屈曲)が存在。道幅も狭く大型車とのすれ違いが困難な状況といい、これらの課題を解消するため、2009年度からバイパス整備が進められてきました。
全長2.2kmのうち、家ノ北(現道)と惣郷地(県道羽鳥福良線)を結ぶ0.5kmは2020年2月に開通しており、今回はその続きとなる後谷地(現道)までの1.1kmが開通。これにより集落のクランク区間を避けたルートが生まれます。
なお、バイパスの両端は現道に接続しますが、引き続き現道が本線とされます。バイパスから現道に出る際は一時停止規制があります。
現道と並走するバイパスの残り区間0.6kmは、2028年度から2030年度の完成を目指して整備が進められる予定です。
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