まるで「センチュリーミニバン」!? トヨタ「ハイエース」に最上級「プラチナム ラウンジ」提案された? 超豪華内装の「ナイト エクスクルーシブ ワゴン」とは
2015年の第44回東京モーターショーでトヨタ車体が “超豪華なハイエース“「ハイエース プラチナム ラウンジ」を出展していました。今みても”未来のハイエース“とも見える外装を持つ”最上級“のハイエースを振り返ってみましょう。
まるでセンチュリーミニバン!? ハイエース プラチナム ラウンジとは
世界各国で行われるクルマの祭典「モーターショー」。様々なコンセプトカーや新型車が発表されていますが、日本で行われる東京モーターショーも例外ではありません。
2023年は、JAPAN MOBILITY SHOW 2023と名前を変え、2023年10月26日から11月5日まで開催される予定でが、過去の東京モーターショーにも今見ても先進的で需要がありそうなクルマが沢山ありました。
そんなクルマたちの1台が、2015年の第44回東京モーターショーでトヨタ車体が参考出品した“超豪華なハイエース“のコンセプトカー「ハイエース プラチナム ラウンジ」です。
ハイエースは、商用車としてあらゆる用途で活躍する一方、アウトドアレジャーや車中泊などを楽しむ一般の個人ユーザーからも絶大な支持を集める1BOX型バンです。
日本で販売されるのは5代目となる200系ハイエースですが、国外ではすでに後継モデルが存在しています。
2019年2月にフィリピンで発表された6代目の300系ハイエースがそれですが、日本では、同300系ハイエースをベースにした大型ワゴン「グランエース」がラインナップされているものの、300系ハイエース自体は販売されておらず、200系ハイエースの販売がそのまま継続されている状態が続いています。
そんな200系ハイエース最大級のスーパーロング・ハイルーフボディをベースとし、トヨタ車体が内外装を極めて豪華な印象に仕上げたコンセプトカーが「ハイエース プラチナム ラウンジ」です。
トヨタ車体は、このクルマについて「艶やかな夜の世界を美しく走り抜け、都会のパーティーへの移動が似合う、最大級の空間を贅沢に味わうナイト エクスクルーシブ ワゴン」と説明しています。
ボディサイズは、全長5410mm×全幅1920mm×全高2285mmと現在トヨタの最上級ミニバンとなる前述のグランエースよりも巨大なサイズ。
そのエクステリアは、今見ても先進的な“未来のハイエース”を思わせる美しいデザイン。Bピラーにあしらわれたエンブレムや四角い形状のLEDヘッドライト、ボディ下部にあしらわれたメッキ加飾が、トヨタ最上級セダン「センチュリー」にも通ずる上品な印象も与えています。
インテリアは、白を基調としたゴージャスムード満点な空間です。広大な室内の中で贅沢に配置された対面4座大型シートを中心に、大型モニター、オーディオ、調光式大型天井照明、可動式テーブル、ワインセラー、コーヒーメーカーなどリビングのような装備が揃っています。
また、当時としては先進的な、スライドドア開閉やオーディオ、モニターなどを操作できるタブレット端末が設置されていました。
※ ※ ※
現代でも“最上級”といえる内外装をもち、まるで「センチュリー」のミニバン版のような仕上がりのハイエース プラチナム ラウンジですが、現在に至るまで市販化の話題はなく、同様のデザインが適用されたようなハイエースもありません。
ですが、「センチュリーのSUV版が企画されている」と各紙やSNSで話題となっており、世界的にもVIPを送迎する「ショーファードリブンカー」がセダンからミニバンやSUVに移行するような流れを見せている現代では、ハイエース プラチナム ラウンジのようなクルマには需要があるかもしれません。
2023年に行われるJAPAN MOBILITY SHOW 2023でどのようなクルマが展示されるのか、注目です。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。