鮮烈レッドの「“6輪”軽トラ」海外で高額落札!? めちゃコンパクトな“極上”「消防車」の正体とは
2023年2月、オークションサイト「Bring a Trailer」に、かつて日本で使われていたホンダの消防車「アクティ」が登場しました。このクルマは軽自動車ながら消防車仕様となっているだけでなく、“6輪”を装備しています。
まさかの「6輪軽トラ」海外で高額落札
2023年2月、アメリカに本拠を置く「Bring a Trailer」は同名のオークションサイトでは、かつて日本で使われていたであろうホンダ「アクティ」の消防車が出品されました。
この消防車は、1996年に製造されたホンダの軽トラック「アクティ」を改造したものですが、ベースとなっているのはただのアクティではなく、1990年代前半に登場した6輪仕様のアクティ・クローラ。後部の4輪タイヤを無限軌道(クローラー)に切り替えられるモデルです。
パワートレインには、656ccの直列3気筒のエンジンと4速MTを組み合わせ搭載されています。
ボディカラーは日本の消防車らしく赤で統一。側面には日本語で「栄村消防団」と表記があるほか、荷台には消防隊員が乗車するための簡易的なシートや、架装の土台が残されています。
ただし、消防用のポンプやホースといった消防関連機器の類いは残されていないようです。
一方でルーフには、消防車らしい赤いランプやサイレンなどを搭載したままです。
室内には、どこか懐かしい雰囲気のグレーのシートや、2本スポークのステアリングが装備されているほか、ダッシュボードの中央には無線機が搭載されています。
走行距離は、なんと3600km。内外装共にとてもきれいな状態のまさに“極上個体”です。
オークションでは合計で33件の入札の末、2月28日に2万6000ドル(356万円)で落札されました。
日本でもなかなかみられるクルマではなく、かなりの“レア車”ですが、27年前の軽トラと考えるとかなり高額で落札されたといえるでしょう。
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